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ポジティブという名のネガティブ17
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「脱がしていい?」
りんたろーさんに聞かれ、俺は恥ずかしくて無言で頷く。
脱がされた後は、りんたろーさんが俺の後頭部に手を回し、抱きしめるような体勢でそのまま押し倒された。
何これ。
俺男だよ。
男の俺にもこんな風にしてくれるなんて、りんたろーさんはやっぱりモテるんだろうなと、冷静なもう1人の俺が言っている。
勘違いしてしまいそう。
この動作一つで、すごく大切にされてる気がしてくるからすごいよなぁ。
それから優しく頭を撫でられ、そのまま唇と唇を重ねられる。
チュッ…チュッ………
何度か軽いキスを繰り返した後、そのまま徐々に深くなっていく。
りんたろーさんの表情が気になって目を開けようと思ったけど、キスしようと顔が近付いてきた時ですら困ったのに、こんな状態で目を開けたら心臓が保たなさそうなので止めておく。
少ししてりんたろーさんの唇が離れ、なんとなく寂しくなって目を開ける。
そしたら見慣れたはずの顔が近距離で視界に入ってきて、バチっと目が合ってしまった。
待って!さっきキスの時目開けなかった意味!
何を待ってほしいのか自分でもよく分からないけど、いくら見慣れていたってこの距離ではまだ慣れない。
何度も言うけど、この人イケメンなの!
そんな顔がこんな近距離で見つめてきたらそりゃ照れるべ!
無理だよ…
俺は一瞬で耐えられなくなり再び目を閉じた。
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