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ポジティブという名のネガティブ20
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「じゃあ腕退けて?」
そう言って再度兼近の腕を退けようとすると、もう腕に力は入っていなくて、すんなり退けれた。
それでもまだ恥ずかしさはあるらしく、目線をキョロキョロと彷徨わせている。
その姿があまりにも可愛くて
「可愛い」
と、無意識に言葉に出していた。
本当に可愛い。
何度言っても言い足りないくらい可愛いんだよなぁ。
「そういうの、言わなくていいです…」
恥ずかしいのか、目線を背けたまま言う兼近。
こんな可愛い子前にして理性保っていられる俺すごいと思う。
自分自身に感心するわ。
「じゃあ、続きするよ?」
頷いた兼近の唇に軽くキスし、そのまま首筋から鎖骨、胸へと順に口付け舌を這わせる。
「んッ…んぅッ……」
今度は口を手で覆い、声を出さないようにしているらしい。
せっかくなら可愛い兼近の声を聞きたいけど、言ったところで聞かないと思うので言わないことにした。
我慢できないくらい気持ち良くさせたい。
「やッ…りんたろーさんっ……」
「ん?」
「お、れっ…男、だからっ…」
「知ってるよ」
「そこ、やだッ……」
乳首を刺激されるのが嫌らしい兼近だが、俺としては色んなところで感じてほしいので続けたい。
「気持ち良くない?」
でも兼近が嫌なことはしたくないので一旦止め、兼近が口から手を離しているのを良いことに、手と手を絡めて覆えないようにする。
そして顔を近付け兼近を見ると、驚いたような表情をされた。
「く、くすぐったい…」
「くすぐったいから嫌?」
可愛くてつい意地悪したくなるのを我慢し、優しく聞く。
それでも、キス寸前まで顔を近付けるくらいの意地悪は許してほしい。
兼近からの返事を待ちつつ、時折軽いキスをする。
俺自身さすがに気持ち悪いと自覚しているが、兼近が可愛すぎるんだからもうどうしようもない。
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