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ポジティブという名のネガティブ22
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「ふぁッ…ぁッ……」
キスをしながら優しく揉むように兼近自身を触ると、吐息混じりの甘い声が漏れる。
既に固くなっているそれは、AVの序盤で果てたという兼近の話を思い出し愛おしさが増すと同時に、ちょっとした嫉妬心も沸き上がってくる。
てか、自分が果てたことを報告できるなら顔が近いくらい恥ずかしくもなんともないだろ。
兼近の恥ずかしがるポイントが分かんねぇ。
「はぁッ…気持ちいい?」
口を離して聞くと、こくこくと兼近が頷く。
急に素直になった兼近に驚きつつも、潤んでトロンとした瞳、ほんのり紅潮した頬、そして吐息混じりの声が漏れる半開きになった唇、全部が可愛くてエロくて、理性が大変なことになっている。
それなのに
「…かい……」
「ん?」
「キス、もっかいしてっ……」
兼近からしてって言われた。
ビックリし過ぎて思考がついていかない。
ついさっきまで顔隠したり声我慢してたのに。
「んッ…んぁッ……!」
俺は言葉を返すよりも先に、噛みつくように唇を重ねた。
理性がやばい。
それでも兼近を傷つけたくはないので、優しく優しくと自分に言い聞かせる。
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