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ポジティブという名のネガティブ28
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「起きたらりんたろーさん居なかったんで、俺が最後まで出来なかったから女の子の所に行ったのかと思いました」
兼近は俺をじっと見つめ、何でもないことを言うように淡々と言った。
やっぱり信用されてないよなぁ。
まぁ俺の今までの行いじゃそうなるのは仕方ないけど。
実際、今までこんな事を言われていたら苦笑いして誤魔化して終わりだったと思う。
そもそも、相手だけイかせて最後までしなかった経験がない。
ただ、兼近は本当に特別。
淡々と言っている表情すら可愛くて思わず抱きしめる。
「大樹が寝るから、シャワー浴びがてら1人で処理してただけだよ」
頭を撫でながら言うと急にポッと顔が赤くなった。
何に対して顔を赤くしたのかよく分からない。
「すいません、寝るつもりはなかったんですけど…」
今度は申し訳なさそうな表情をする兼近。
兼近は表情がコロコロ変わって本当に可愛い。
見ていて飽きないし、甘やかしたくなる。
「気にしなくていいよ、大樹が本当にしたくなったらその時にしよう」
俺の言葉に驚いたような表情をする兼近だったが、「あ、ありがとうございます」と返事をしてくれた。
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