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俺のものに
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俺達はいつだって煙草の煙の中にいた。むせかえるような匂いに俺は頭まで狂ったのかもしれない。
「おい…じゅうとぉ、銃兎?」
酒のせいでハッキリとしない視界と頭を放って相棒に語りかける。
「あ?おい聞いてんのかよ!」
が、そいつは寝ている。
「ベッドいけや、風邪でもひいて俺様にうつしたらただじゃおかねぇぞコラ」
「んん?あぁ、そうだ」
完全に寝ぼけていやがる、
「煙草とってくれよ…」
「あぁ?ほらよ」
近くに置いてあったタバコの箱を乱暴に投げる。煙草に火をつけようとするこいつの仕草ははなんて言うか、
「エロい」
「…はぁ?」
銃兎を乱暴に押し倒し、手に握られたライターと煙草を強引に奪い取って首に執拗に舌を這わせる。
「左馬刻てめぇ、酔いすぎだ!んっ」
感じている声を必死に隠そうとするこいつがあまりにも可愛らしくて少し意地悪をしてやりたくなった。えりの下のぎりぎり見えないところ。こいつに顔を近かずけた奴に見えるように。
跡を残す。
「なぁ今どんな気分だようさポリ公さん?」
「ふざけんじゃ、、覚えとけ、ほんとに、、、」
こくんと銃兎の首が肩にもたれかかってくる。
「あ?って寝てんじゃねえかっ!」
深い溜息、それなのに無意識に顔がニヤけてていたのは秘密だ。
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