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わたしは、
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頭が痛い。最近調子がすぐれないのは仕事の詰め込みすぎかそれとも風邪にでもかかったか、考える気力もない。
くそっできればなるべく貸しは作りたくないんだが、、、
「あー、もしもしきこえます?」
憂鬱だ
「あぁ?んだよ急に。」
「家かせ」
「はぁ?何言って」
有無をいわせず電話を切る。さまときの家は確かここから近かったはずだ。タクシーを拾って車内にに乗り込み行き先を告げた後、不意に思い出した
「、、、キスマーク」
顔の温度が急激に上昇する。わかる。自分でも顔が赤くなっているのが、なのにわからないなぜ赤くなっているのかが。私はりおのことを好いているのに。あいつのあの時の
熱い視線を、指先を、舌を思い出すだけで体が疼く。
こんなこといけない。きっと今さまときの家に一歩でも足を踏み入れたら、そしたら、
高揚感と興奮と欲情と罪悪感であたまがくらくらする。
まずい今からでも遅くない。うちに帰らなくては、
「あの、すみません」
「どうされましたお客様?着きましたよ」
「え?」
窓からコンコンという音がする。まさかそんな、
「おせーよ」
無理やりに手を引かれることがこんなにも切ない。
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