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梅山さん④
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小倉は私を何故か永瀬の自宅へと連れていき、永瀬が普段使っているであろうベッドに私を押し倒した。
「あ、あのぅ? なんで永瀬君のお部屋?」
「ううん。いつも使ってるヤリ部屋だよ。広いからいいでしょ?」
答えたのは小倉。
そりゃ、確かに家も二階建ての一戸建で広いし、洋風でお洒落だ。永瀬の部屋自体広い。ベッドもセミダブルかな、なんか私のベッドより広い。
でもそういう問題じゃないんだよね、小倉と二人きりでやるのかと思ったら、まさか永瀬同伴って。
「ごめんね、でも僕も葵唯が僕以外の人とセックスするの見たいし。僕は邪魔しないから安心してよ。
僕の愛人同士が仲良いの嬉しいなぁ」
永瀬は小倉が誰とやろうが特に気にしていないみたい。その感覚よく分からないなぁ。
でも自分の我儘を聞いてもらうんだから、少し位は我慢しないとね。
小倉が私に覆い被さって、先に触れるだけのキスをした。ドキドキする。永瀬とするのとは違う。好きな人とするキスは特別なんだ。
服を脱がせるのはあっという間だった。私はすぐに全裸にされて、小倉の太ももによって脚を開かされてしまった。
まだ大きくなったままのクリトリスが見えてはいないけど、確実に小倉のお腹に当たっていて恥ずかしい。
小倉は私のおっぱいを優しく揉んだ。Aカップもない小さな胸は、寝てしまわなくても何も無い。
こんなに胸がないんだから、横になったら抉れるんじゃないかって思う。
小倉が胸を揉んできたけど、揉む肉が無い。それでも、私が喘ぎ出すと小倉は左胸を揉みながら、右の乳首を舐めた。
「あっ……ん、んっ……な、なんか変……」
「力抜いて、俺に任せて」
「可愛いね。梅山さんのおっぱい、柔らかくて好きだよ」
そんな事小倉に言われたら、もう好きなのが顔全面に出てしまう。やっぱり、私は小倉が好き。
初めては好きな人とって決めてた。永瀬の愛人になって、それは出来ないんだって諦めてたけど、叶う事が嬉しいよ。
「小倉君も、夏希って呼んで……いいよ?」
「うん。夏希ちゃん、俺も下の名前で欲しい」
「あ……葵唯……君」
好きな人の名前を呼ぶのが、こんなに照れるなんて知らなかった。こんなに嬉しいなんて知らなかった。
まだ好きになって数時間ってところなのに。やっぱり私おかしい。
心臓がバクバクうるさいのが止まらない。葵唯君も、心臓の音凄いねって言ってるし。だって、初めてだよこんなの。
「いいね。二人とも付き合っちゃいなよ〜」
こっちは一杯一杯なのに、永瀬はヒューヒューって時代遅れの煽りを入れてきた。
それが出来たら嬉しいけど……でも出来ないって知ってる。
「それは出来ないよ。俺は莉紅のもので、他に誰とも付き合うつもりはない。
でも、夏希ちゃん。君がこんな俺でも良いって言ってくれるなら、セックスはする。
こんな最低男、嫌いになった方が夏希ちゃんの為だと思うけど……」
「いいの、それでも。私はそんな葵唯君が好きです、私の処女を受け取ってください」
葵唯君が私のクリトリスを舐めてくれている。私がMだって知ったからかな、強めにしゃぶってくれるの。
たまに優しく歯を当ててくれて、痛いのに気持ち良くて、やっぱり葵唯君を好きになる。
「あっ、あぁ、はぁ、んっ……ひぃ、あぁんっ」
クリトリスを舐めていた口は、下へと移動してお尻の……ううん、おまんこを舌で啄いた。あまりの気持ち良さに更に声が大きくなる。
「ひぃあああっ、なにそ……ぃあああっ」
はしたなく大きく脚を広げられて、私の見られたくないところ、全部が葵唯君に見られている。
何度も舐められて、指を入れられた。あまり良い感覚とは言えない……けど、頑張らないと。
「夏希ちゃん。無理しないでね、辛かったら言って」
「ううっ……なんか、変な感じがするぅ」
「初めてだとそうだよね。莉紅、あのローション取って」
「はいよ〜」
葵唯君は永瀬からボトルを受け取ると、中からスライムみたいな液体を指に出して、私のおまんこに塗った。
「媚薬作用のあるローションだから、すぐ身体の力抜けるよ。リラックスして」
「夏希、深呼吸して。いい匂いでしょ? ラベンダーのアロマだよ」
永瀬が私の左手を、両手で包む様に握っている。まるで注射を嫌がる子供に対する母親の対応のようだけど。でも、少し嬉しい。
きっと、私永瀬の愛人にもなれるよ。
なんだかんだ二人して私の身体を気遣ってくれた。少し力が抜けてきたところで、葵唯君は指を二本に増やして私のおまんこを拡げる。
「ちょっと苦しいだろうけど、頑張って」
「あああっ、ん、んあっ、はぁ……」
「葵唯、バックの方が体勢楽なんじゃないの? 拡げやすいしさ」
「ううん。このままでいい。俺夏希ちゃんが苦しんでる顔、好きみたい」
「SなんだかMなんだか分からない奴だなぁ」
「人間、誰しも両方の性質を持ってると思うよ? そう言う莉紅だってドSかと思いきやMなのか分からない時あるじゃん」
「確かになー」
苦しんている私をよそに雑談をし始めた二人。けど、お陰で力が抜けたのか、結構広がってきたみたい。指三本で広げられて、馴染んでくると指を引き抜かれた。
「夏希ちゃん、入れるよ」
「はい……」
ググッとおまんこをかき分けながら、葵唯君のそれが私の中に入ってくる。
嬉しい……。喜びで胸がいっぱいだ。幸せが溢れてくる。私、きっと今一番幸せな瞬間を迎えているんだわ。
正直入れられて痛いし、苦しいし、息もしづらい。気持ち良くて喘ぐんじゃなくて、苦しくて唸ってるみたいな──そんな声聞かせたくないから頑張ってアンアン言ってみた。
「夏希ちゃん、無理しないでね」
「あ……はい」
「痛い? 苦しい?」
「……両方。だけど私、葵唯君と繋がれて嬉しいから……葵唯君が気持ち良くなってくれたら、それでいいの」
泣きそうになりながら本音を言った。恥ずかしかった。気持ちを口に出すのは照れる。
でも、葵唯君なら受け入れてくれるような気がした。
「ありがとう。夏希ちゃんはMだったね、少し本気出そうかな」
葵唯君は根元まで入れてしまうと、ゆっくりとグラインドするように腰を動かした。
少しずつ私の穴が開かれていくような感覚。怖い。けど、葵唯君が私の頭を撫でてくれた。
それだけで痛みがなくなったような気がする。
「はぁっ、あっ、はぁ、あんんっ」
「夏希ちゃんは気持ち良い?」
「……わ、分からないけど、嬉しい」
グゥッと、中に埋まっているそれが更に大きくなった。
「あっ、ぐぅ……い、痛い……」
「ごっごめん。ゆっくり動かすね」
グラインドから、ピストン運動に腰の動きが変わった。それでもゆっくりと奥まで突っ込んで、またゆっくり引くというのを繰り返している。
「ん、……はぁ。──! ひぃあぁっ!」
「ようやく見つけた、ここか。夏希ちゃんもっと良くしてあげるね」
奥に向かう途中、いきなり頭が真っ白になるくらいの気持ち良さを感じた。
前立腺というやつだろうか。いや、私のはGスポットだ。
葵唯君がそこを狙う様に、次は早めに前後させると、あまりの快感に涙が流れた。
「いやぁっ、ひぃ、あっ、あ、あんんっ、ひぃぃ……あああぁぁんっ」
よがり狂うってこういう事? 私の左手は相変わらず永瀬が両手で握っていて、葵唯君はもう何も言わなくなった。
けど、時折キスをしながら腰を揺すって私を気にかけてくれているのは分かる。荒い息……きっと葵唯君も余裕がないのかもしれない。
「葵唯君が良いように動いて……私、オナホ扱いしていいからぁっ」
葵唯君は私の腰を掴んで、激しく私を前後に揺らした。使われている、そう考えると欲情してもっと嬉しくなる。
「イク……夏希ちゃんも、イって……!」
ラストスパートというやつだろうか。葵唯君の腰の激しさは今までの比ではない。イって、と言われてもどうすればいいの──!?
ドクドクと精液が私のおまんこの中で弾けた。
嬉しい……。私、初めてを葵唯君に捧げられたんだ。
「ご、ごめんっ!」
葵唯君はゆっくりと私からソレを抜くと、すぐに私のクリトリスを口に含んで、優しく舐めてくれた。
「あっ、……葵唯君、イっちゃうからやめ……いぃ、ああぁっ」
私はだらしなく葵唯君の口の中に射精してしまったのだった。
ぐったりと放心していると、葵唯君と永瀬が私に微笑んでいた。
「放心しているところ悪いけど、次は僕の番だよ」
「えっ!?」
そう言い出したのは、永瀬だった。
「な、永瀬君……」
「だって、君は僕のものでしょ。たまに葵唯とイチャつくくらい良いんだけど、基本的に僕の相手してくれなきゃ」
だ、だよね〜。分かってたけど、この流れでする事ないじゃないの。
永瀬はそういうところ鬼。ほんと、人は見かけによらないなぁ。
そもそもいつも犯されてるし、永瀬ってネコなんだよね? 私タチるの絶対嫌なんだけど……。
「私、男にはなれないんだけど、永瀬君とするのはどうしたらいいの?」
とにかくストレートに聞いてみた。
永瀬がなんて言うかドキドキしていたら、次は永瀬が私の上に乗ってきた。
頬に手を添えられ、優しく触れるだけのキスをされる。そして、耳元で囁いた。
「心配しないで、僕の方が君よりずっと男だから」
そんな永瀬に、私の顔はかーっと赤くなってしまった。葵唯君へのドキドキとはまた違うドキドキ。
この気持ちの名前は分からなかった。
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