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番外編~莉紅の夏休み~
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夏休みにこうして普通に遊べるのは久しぶりだ。
中学二年の時は彼氏だった緑と、当時敵対してた葵唯と三人で遊んだけど、室内が多かったし、緑の死期が近かったから気が気じゃなかった。
中学三年の時は受験勉強してた。
友達と遊んだり出来る夏休みは中学一年の時以来だ。今年は愛しい愛人達も一緒だし。
……楽しみたいなんて思わない。そう思うと罪悪感が込み上げてきて、すぐに気持ちが落ち着いてくる。
セックスしている時は相手の事だけ考えていればいいけれど、終わった後や他に楽しいと思える時があると、緑の事を思い出す。
強くて優しい、僕を愛してくれた緑。
本当は一秒たりとも忘れたくない、けど……思い続けるのも辛い。
僕だけ楽しい思いをしてごめん。出来る事なら僕の寿命を半分緑にあげて、一緒に死ねたら良かったのにね。
こんな暗い気持ち、誰にも話した事はないし、皆といる時は笑顔くらい作るけどね。
今日は葵唯、夏希、和秋、百合川、山崎、曽根屋の僕を含めた七人で泊まりで海に遊びに来た。
大谷君は呼びたかったけどやめた。確かに関わる事は増えたけど、仲間ではないしね。
正義感の強そうなキリッとした顔付きだけど、右の目元の黒子がエロくてそのギャップが好き。整える以外に一切弄っていない綺麗な黒髪、身長も体型も標準で特に特徴はないけど、意外としっかりとした筋肉してる。
見た目は全然違うけど、真面目なところも、難なく僕を助けてくれちゃうところも緑に似てると思った。
仲間にしたらこういう旅行に一緒に来てもらいたい。
けど、僕はずっと考えている。愛人に向ける愛情とは違った愛情みたいなものが僕の中にあって……。
まるで緑を想っていた時みたいな……嫌だなぁ、僕はもう恋とかしたくないのに。
大谷君に対する気持ちも、一時の思い過ごしだ。
自分の内側に向けていた目を外に向ける。
見える景色は一面に広がる海と砂浜だ。周囲は大勢の客で賑わっていて、海にはサーファーが波に乗っている。
砂浜では、百合川達は和秋も含めて四人でビーチボールをトスやレシーブで飛ばしあっている。地面に着いたら終わりらしく飛ばす毎に数を叫んでいて、葵唯と夏希は二人並んで座って砂山を作っている。
「莉紅様ぁー!」
夏希が僕に手招きして、葵唯も僕に微笑んでいた。
皆海パンで上半身裸だけど、夏希はビキニだ。胸元はフリルで覆われていて下はズボンをはいている。
「砂遊びなんて子供みたい」
と僕が言うと葵唯が苦笑して、夏希が「莉紅様も手伝ってよ」と誘ってきた。
「ねぇ莉紅様も上脱いだら? 日焼けしたくない女子じゃないんだから」
僕は海パンとは別に上に海に入れるパーカーを着ている。
「駄目。和秋が僕の身体見て興奮しちゃうから」
「アッキーどんだけ莉紅様好きなのよ」
「監禁して陵辱するくらい?」
「あはははっ、変な冗談言わないでよ〜。あいつがそんな事出来るわけないでしょ〜」
冗談じゃないんだけどな。でもそれは皆には内緒。
因みに和秋はまだお試し期間中だ。といっても、もう離すつもりないんどけどね。
正式な愛人にした時、一番キツいお仕置きをしてあげようと思ってる。
「莉紅、城作りたいからこの設計通りにしてね」
空気を読まない葵唯が僕に紙を渡してきた。砂山を城にしたいらしい。どういうデザインにするか考えてきたからその通りに作って欲しいんだと。
子供の山作りと侮ってはいけなかったみたい。
正直面倒だ。
「二人とも、結構親密になってきたよね」
「えっほんとー? でも期待させるような事言わないでよ、私は葵唯君の気持ち分かってるつもりだよ」
葵唯の事が好きな癖にね、あくまで自分より葵唯(好きな人)優先なんだ? 健気だね。
葵唯は満更じゃないみたいで、顔を赤くさせている。
正直葵唯を落とすのは難しくないと思う。
小学生の頃から僕と葵唯は同じ人を好きになって、二人で取り合ってきた。お互い片想いの長さは同じだったけど、緑は僕を選んだ。
だから葵唯は、誰かに愛されたと感じた事がない。親ですら。
正面から好きだと言って、葵唯の傍にいる為に僕の愛人になった夏希を、葵唯が意識していないわけがないんだ。
あとは葵唯が自分の気持ちに向き合うだけ、だと思う。
ま、僕の愛人が一気に二人減るのは嫌だからそんな事教えてあげないけどね。
それに葵唯は丹野君という地雷も抱えているから、僕よりも色々大変そうだし、夏希は夏希で山野辺君とか、あれはあれで厄介だと思う。
「なんかごめん……」
葵唯が謝りながらシュンと落ち込んでしまった。気が弱いところも守ってあげたくなるから僕も好きだよ、ペットを愛でるみたいな感情だけど。
「葵唯のペースでいいんだよ、急いでもいい事ないから」
「そうだよ葵唯君っ」
その後、百合川達が戻ってきて皆で大きい城を作って、その周りを皆で囲った写真を撮った。
純粋な友達同士の付き合いってわけじゃないけど、これはこれで良い縁に恵まれたと思ってる。
楽しいな……ううん、楽しんじゃダメ。
「なぁ永瀬。ホテル行ったらヤるだろ?」
「ん、勿論」
百合川はハッキリしてて気持ち良いな。
既にチェックインは済ませているので、皆の期待通り、着替えてすぐにホテルの部屋に戻った。
部屋は三部屋だ。百合川達は和秋含めて四人部屋と、僕と葵唯の二部屋と、夏希は一人部屋。
そうなったのは夏希が「女性には男子に見せたくない一面があるんです〜」と文句を言ったからだ。
愛人に我儘を言われると嬉しくなる。可愛くてついつい甘くなっちゃうんだよね。
けど、エッチは四人部屋にお邪魔させてもらう。
七人もいるから仕方ないね。
「僕、輪姦プレイ久しぶりなんだよねぇ」
愛人が三人になってから一ヶ月くらいしていなかった。なんだか感慨深いものを感じる。
「でもケツはすぐ入るだろ?」
「どうだろ。最近受けてないからな。固かったらごめんね?」
普段は頼りになる兄貴って感じの百合川だけど、エロスイッチが入るとオラオラ系になる。
そういうの嫌いじゃない。
すぐに服を脱がされて、口周りをベロベロと舐められる。気持ち良くて「あぁ……」と吐息を漏らすと、口の隙間から山崎がペニスを入れてきた。
もう固い。固いペニスは舐めるの好き。
百合川は僕のペニスを舐めて、曽根屋は僕の乳首を舐めたり、指でコリコリ揉み始めた。
あぁ、僕はこれを求めていたんだ……。
やっぱり愛人達は、愛人というより多頭飼いしてるドM達だから輪姦を頼めない。
下克上もいいところだ、それは僕が許さない。朝だけは葵唯にタチ側を頼んでいるけど、それはそれ。
中学卒業後、街で不良達に襲われて輪姦された。あの時の快楽を忘れられないでいる。たまには輪姦されないとケツの奥が切なくなる。
ただゲスな野郎には身体を触られたくない。信用してるコイツらだけ。
「穴固いんだけど」
「やっぱり? ごめん解してくれる?」
上目遣いでお願いすると、やる気になった百合川は、ローションを使って最初から指を二本入れてきた。圧迫感はあるけど、ゆっくりと擦られると気持ち良くて喘いでしまう。
けど、僕の口には山崎のペニスが入ってるから声は漏れていない。山崎は僕の口の中をピストンさせた。
カウパーの量が多い。全部舐めて、唾と一緒に飲み込んだ。やっぱりこの味好きだな。
曽根屋はずっと乳首を弄っている。君は本当におっぱいが好きだね。僕には胸なんかないのに、胸にペニスを擦り付けているし。
ようやく僕のアナルが広がった。百合川が僕のアナルにペニスを当てがって勢いよくズンっと奥まで突っ込んだ。
ローションでヌルヌルしてる。ペニスの圧迫感が気持ち良い。……と快楽を味わっていたのも束の間、百合川の高速ピストンが始まった。
激しい気持ち良さと、脳が真っ白になるような衝撃に翻弄される。
「ぃああぁっ、あぁっ、んっ、あぁぁっ……」
声が勝手に出る。喘ぎ声が口にペニスが入ってる隙間から漏れる。恥ずかしい声。
山崎が口の中に射精をした。口の中、犯されてるの気持ち良いよぅ。
口の中にザーメンが溢れる。僕はそれを飲み干した。
「ゴクッ……ひぃぁぁっ、あん、あぁんっ……っ!」
喘ぎ声が強くなると、すぐに曽根屋が口の中にチンコを入れてきた。長細いチンコは僕の喉を塞いだ。
息が出来ない……苦しい。曽根屋はすぐに気付いたようで喉を塞がないように気を付けてくれた。
「ケツの穴が締まったな。イキそ……」
百合川は「イクぞ!」と声を上げて僕の中に出した。じんわり漏れる感じじゃなくて発射したって感じの出し方。腸の奥まで白く穢して欲しい。
百合川が出ていくとすぐに山崎が僕の中に入ってきた。違うペニスをすぐに味わえるこの感じが好きだ。
口の中の曽根屋は早漏だ。すぐに口の中にザーメンを放った。
「んん、皆のザーメン美味しいよぉ。もっと僕にぶっかけてぇっ!」
山崎のペニスが僕の中で大きくなる。百合川も二戦目やる気だ。曽根屋もまた大きくなってくれた。
性欲に塗れた夏休みは始まったばかりだ。
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