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梅山さん⑨
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ミカリンが帰った後、私はすぐに莉紅様の家へ向かった。合鍵で家に入り、いつものヤリ部屋へと突入する。
「葵唯く〜〜〜ん!!」
「えっ、何!?」
私の登場に驚いた葵唯君が驚いた声を上げた。
莉紅様も驚いた顔して私を見た。
ちょうどエッチ中で、葵唯君は仰向けで両膝が胸の近くにくる位持ち上げられている。
突き出された尻に莉紅様がペニスを突き立てて、ピストンさせていたらしいけど、私のせいで動きを止めている。
「葵唯くんっ!」
私は自分のクリトリスを出して、葵唯君の口に押し付けた。葵唯君は嬉しそうに舌を出してペロペロと舐めた後口の中に納めてジュプジュプとフェラを始めた。葵唯君の喉の奥でクリを扱かれる。
同時に莉紅様が動き出すと、喉が動いて気持ちいい。
葵唯君、犯されて気持ち良くなって、凄く可愛いよ。おチンポ大好きなんだね、嬉しそう。私のはおチンポじゃないけど。
莉紅様は動きを再開させた。
焦らしプレイ中らしく、動きは緩やかだ。
葵唯君のペニスは透明な蜜がたらたらと垂れている。十分以上イカせずに焦らしているな、これは。
「夏希はどうしたの?」
「えっとね……」
さっきミカリンと話した内容を莉紅様に話した。
告白された話は勿論しない。でも篠田に私が男だって言い回された事だけは話す。
すると、莉紅様は篠田にキレたらしく、急に腰の動きが段々と激しくなった。
「んっ、んんんっ!」
葵唯君は可愛く喘ぎながら、涙目で私のクリを強く握って頭を前後させた。気持ちいい、痛いけど、痛みと快感が一緒にきて、気持ち良くなっちゃう。
「アイツ、マジでお仕置きしてやろうか? 僕だって、もうやられっぱなしの僕じゃないんだからなっ!」
ガンガン責めると葵唯君は中イキしてしまったらしく、腰がビクビクと小刻みに震えた。射精はまだしていない。
可哀想だし、と私は葵唯君のペニスを握ってコスってあげた。
「ひぃ、ぅんんんんんっ!!」
射精と共に目から涙を一雫流す。葵唯君がエロすぎて、私もっと興奮しちゃう!!
「うっ……」
葵唯君の中で果ててしまった。
精飲するの好きだから、喜んで飲み干している。ぽーっとしていて目の焦点は合ってないけど、幸せそう。
「ふぅ。とりあえずバレたのが和田美香さんだけなら大丈夫でしょ。もしあの子も障害になるようなら僕らが守るから」
「ありがとう」
莉紅様の恋人になれる人は幸せだね。こうやって守ってもらえるもの。今は愛人だから守ってもらえるけど、そうじゃなくなってしまったら……。
もし葵唯君と付き合えるなら愛人じゃなくなってもいいんだけど。
葵唯君を見てミカリンを思い出した。申し訳ないけど、ミカリンに告白された時困惑した。
「ねぇ、葵唯君。好きじゃない人に告白されるって困るよね。葵唯君、ごめんね? でも止められないの」
葵唯君は起き上がると、私の頬を手で触れた。優しい、温かい指。
「俺は困ってないよ。夏希ちゃんから好かれて嬉しい。俺がこんなだから、気持ちに応えられないのが申し訳なくて。
いつまで待ってもらえる?」
「……えっ?」
「もしかしたら、その内君は他に好きな人を作って、俺から去ってしまうかもしれないよね」
「ま、まさかっ。他の人だなんて……。でも、高校卒業までって決めてるよ。それまでに葵唯君に答えをもらえなければキッパリ諦める」
葵唯君と目が合う。私は絶対逸らさないし、葵唯君も真剣な目を向けている。
「分かった。それまでには絶対」
「うん!」
莉紅様だけが呆れた顔して「早く付き合っちゃえばいいのにねぇ」って言っていた。
その翌日から、いつもと変わらない日常だった。
ミカリンとは友達で、グループの友達と一緒に移動したり、お昼を食べたり。
たまには莉紅様や葵唯君やアッキーと話したくなって、十分休憩の時はグループから離れたり。
大谷とか篠田とか関わらずに学校が終わって、平和だなぁなんて思ったりしていた。
その後に何が起こるかなんて知りもせず。
その日の放課後だった。ミカリン達と駄弁りながら寄り道してたら遅くなっちゃって。
皆と解散した後、莉紅様の家へ足を運んで、いつものように合鍵で家へと入った。
リビングを覗いてみるけどいない。ここでなければヤリ部屋、だけど誰もいない。
嫌な予感がした。
私は一階の廊下にある扉を開いて地下室への階段を駆け下りた。
お仕置きされている相手が葵唯君かアッキーなら良い。でも違ったとしたら?
音楽室の扉のような固くて大きな扉を開くと、そこには……。
「何してるの!?」
そこには莉紅様一人と、ある人物が部屋の真ん中にあるポールに立ったまま、身体をポールごと縛られていた。
「……お、お前っ、梅山っ!! コイツに縄を解くよう言ってくれよ!! こんなの犯罪だぞっ!?」
泣きそうな顔で必死に訴えてきたのは、篠田だった。
彼はクラスの中ではイケメンな方と言われていて、ダークブラウンの柔らかい髪を、モデルのようにスタイリングしている。強い顔付きで存在感もある。
クラスでも発言権があって、女子に人気があって自信に満ち溢れていた。
そんな彼がなりふり構わず、涙目で私に助けを求めている。
「黙れよ」
莉紅様は拳を篠田の口に突っ込んだ。歯で傷付いた手から血が流れている。でも莉紅様は睨んだまま動かない。
「莉紅様、手が……」
「夏希はそんな事気にしなくていいんだよ」
莉紅様は私に顔を向けると、いつもの優しい笑顔を浮かべてくれた。
おかしい。こんな時、莉紅様を止めるのは葵唯君の筈。
「ねぇ葵唯君は?」
「葵唯は具合悪くして部屋で寝てるよ」
「アッキーは?」
「和秋には葵唯を見てもらってる。僕の邪魔しそうだったからね。夏希も邪魔するようなら和秋の方に行ってもらうよ?」
なんでこんな時にアッキーは莉紅様の言う事を聞いてるの!? 今にも篠田を殺しそうな勢いだ。
止めなければ。アッキーがいないなら私が!
「莉紅様だめっ!」
莉紅様に抱きついて、篠田の口に入っている手を抜いて後退させる。やっぱり私より莉紅様の方が力が強い。
精一杯の力でようやく二人を引き離せた。
「自分で何してるか分かってる? 丹野とか山野辺の時と怒ってる顔が違うよ。そんな怖い莉紅様、私は見たくないっ」
丹野の時は怒ってたけど、まだ楽しそうな顔してた。山野辺の時は興味無さそうな顔してた。
でも今は全く違う。見た事のない顔。私の中の危険信号が点滅している。
「それなら出ていってくれて構わない。和秋のところに行ってなよ」
「絶対嫌! 篠田にお仕置きでしょ? それなら私がやる」
「夏希。これは僕の私怨なんだ。僕だけならまだ我慢したけど、夏希を貶める噂を流して、葵唯まで苦しめた。ねぇ、やっちゃっていいよね?」
本気だ。何するつもりか知らないけど、絶対に止めなくちゃ。
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