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おじゃま虫(陽目線)
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俺は一世一代のおじゃま虫をした。
わざときつい言い方して、恋を困らせて。
「ほら。明利かえるぞ。」
それで明利が自分の隣にいることにまだ安堵してる。
サイテーの温床とはこの事か……と自分で思う。
「なぁ、明利。恋なんだけどさ……」
今更良心が痛む。
天使と悪魔が交互に囁いてくる。
〝〟明利くんのことほんとに好きなら導くべきよ!〝〟
〝〟いや。明利が好きなら奪っちまえ!〝〟
みたいな感じ。
「おーい!なんだよ!陽から話しかけてきたのにさ。」
「あ、あぁ。わりぃ。」
でも俺から明利とったら何がのこるんだ。
からっぽになっちゃわないか?
「じゃーな!お前もシャキッとしろよ!」
「お、おう。またな。」
結局何も言えなかった。
中途半端のおじゃま虫だ。
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