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デートの日2
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「ただいまより!イルカショーを始めまーす!」
元気なお姉さんの声を聞いているかさんがさっきよりも大きく飛んだ。
「わっ、わああ!」
「緑の椅子の人は今みたいに水がかかるので気をつけてね!」
とお姉さんがいう
「お、おせぇよ……。」
隣の明利くんはビシャビシャだった。
椅子を見ると
「恋ギリギリセーフじゃん俺だけビシャビシャ。」
「ふっははっ」
思わず笑ってしまった。
「何笑ってんだよっっほれ!」
「明利くん!」
じゃばーん
「ほれ、お前も。」
思いっきり抱き寄せられてしっかり水浴びゾーンに入ってしまった。僕もビシャビシャだ。
「……。ふはっ。」
でも心地よかった。
イルカショーの間もずっと繋いでる手からすごく温かみを感じて。
「ありがとうございましたー!」
「よしっ!次!」
「う、うん!」
終わったあともぎゅっと握ってくれる手は僕のよりとっても大きくて。
濡れたからだとは裏腹にとても熱い。
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