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部屋探し
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「ツバキは、どんな部屋がいい?」
「ペット可物件であれば、他は贅沢言いません。」
「なんかこだわりないの?」
「んー、シンジさんと一緒にお風呂に入りたいかな?ベッドもシンジさんの足がはみ出ないのがいいです。あと、シンジさんに美味しいご飯を作りたいから使いやすいキッチンだと嬉しいな。」
「愛してる。ツバキ。」
「あの〜、お客様…そろそろよろしいでしょうか?」
「あぁ、すみません。恋人が可愛すぎて。」
「ははははは。(最高かよ!アタシはカクレフジョシ!このカップル、究極の癒しなり!)」
「ペット可物件でお客様の希望のお部屋となりますと、こちらはいかがですか?」
「結構広いですね。シンジさん、どうですか?」
「二人の職場からも近いしいいかもしれないです
「よろしくお願いします。」
(最高!アタシの車にイケメンカップルが乗ってくださるなんて!年下彼氏が絶対攻め様だわ。年上のナイスガイは妙な色気ダダ漏れだし。今朝、たくさん愛されて来ました感、半端ない!)
「そんなに慌てないでも大丈夫ですよ?息を切らすほど、急いでくれたの?」
「いえ、自主的に自動的に足が動いてしまったと言いますか…早くお客様に会いたくて…いえ、お部屋を見ていただきたくて。それくらい、お二人にピッタリのお部屋です!」
「頼もしいね。ありがとう。」
はぁ!受け様も素敵ぃー!
イケメンー!
ワタシの軽自動車に乗っていただき、二人を物件まで案内する。
狭い軽自動車でごめんなさーい!
後部座席でも、イチャついてくださいね。
「お客様、失礼ですが、お仕事は何をされていらっしゃるのですか?」
「ボクは〇〇商事の会社員。彼は整体師だよ。二階堂整骨院。」
「え?ふたつともワタシでも知ってるくらい有名です。〇〇商事さんって、この前、テレビに出てましたよ。なんだか社長さんがユニークで。二階堂整骨院って予約が取れないってよく聞きます。」
「社長は、凄腕なんだけど、発想がぶっ飛びすぎて、普通の人間には理解できないよ。」
「別に予約が取れないってことはないよ。最近ちょっとだけ混んできたけど。」
「お仕事先から近いお部屋が見つかって良かったです。あとは、気に入っていただけたらいいのですが…。あ、見えて来ました!」
ん?
受け様の様子が?
何故か真っ赤になって俯いている。
攻め様は普通に会話したりしてるけど。
まさか、ワタシの見えないところでエッチなことしてるの?!
いやん!もっとして!
イケオジだったのに、今はめっちゃ可愛いらしい。
これは、攻め様も夢中になっちゃうの、分かるー。
それにしても、攻め様、ポーカーフェイスすぎ。
「シンジさん…。」
潤んだ瞳で上目遣いだとぉ?!
心の録画ボターン!
こんな理想的なカップルが実写版でいるなんてぇ!
神様ぁ!ありがとう!
仕事、頑張ってきて良かった!
「ツバキ、もうすぐ着くみたいだよ。車酔いした?ほら、オレにもたれかかって?」
「…んっ…。」
「大丈夫か?」
「はい…。」
「お客様!車酔いされるんですか?運転が下手で申し訳ありません!」
「大丈夫だよ。運転はとっても上手。迷惑をかけてしまってごめんね?」
「いえ。もう少しで着きます。頑張れそうですか?」
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