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俺の微睡の世界。
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「え、いや、あの・・・。」
お帰りなさいませというのにも違和感を感じるが、それ以上に大勢に『涼様』なんて言われたときにゃ、そりゃ思考も停止するだろう。
「涼様、西園寺家直属の執事たちでございます。」
「え、あ、そうなんだ・・・。ご苦労様です・・・。」
「「「「「「ありがとうございます。」」」」」」
「Σ(・ω・ノ)ノ!」
いや、だから大勢の人が一度にすげえハモり具合で同じ言葉言われるとびっくりするから。
劇団なんか?
・・・あれ、西園寺直属ってことはみんな東園寺の・・・?
「いえ、西園寺家はとても名高い名家ですから。たくさんの家が御仕えしているのですよ。」
「あ、そうなんだ・・・って、え!?なんで分かったの!?」
「全て、涼様が口に出しておられましたから。」
「え!?」
恥ず!!俺、独り言・・・恥ず!
「(ニコ)」
あ、奏さん・・・笑った・・・。
「私とて笑うときは笑いますよ?」
俺の心ってこんなに外にスケスケなのかよ。
今までよく生きてこられたな!
「・・・くだらない(ボソッ」
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