アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
違和感
-
オレたちはしばらく人気のない中路を進んだ。
「この辺にカフェなんてあるんだね。知らなかったよ。」
もう少しだよ、ユウヤはニコッと笑ってそう答えると再び無言となった。
疲れもあってか2人はあまり会話もなくただ歩いていた。
するとユウヤが足を止めたのでオレも立ち止まり目の前の建物に目をやった。
しかし、そこはカフェではなくラブホテルだった。
「え、ユウヤくん?ここって…」
「ん?ホテルだけど?どうせならちょっとゆっくり休憩しない?」
オレは戸惑った、確かにユウヤはタイプだしそういうことを期待しなかったといえば嘘になるが、でも、嘘をつかれた形でホテルに連れて来られてそのままノコノコとついて行く気にはならなかった。
「いや、ごめん。今、そういう気分にはなれないから場所変えようか。」
「やだな、何もしないよ。休憩するだけって言ったじゃん。」
ユウヤは笑っているが目が笑っておらず、やや苛立っているようにも感じた。
「だとしても、わざわざホテル入る意味がわからないよ。なんなら、今日は解散にしようか?」
ユウヤにそう言うも、ユウヤはオレの腰を抱え逃がさないつもりだった。
オレは、ユウヤから離れようとユウヤの手を振り払い一歩後ずさると、何かにぶつかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 26