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出会い
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ケンは1年ほど前から、高校の先輩であるユウキに恋をしていた
かっこよくて背が高くて、運動神経抜群、さらにみんなに優しい性格に惚れていた
しかし、自分なんかが好かれる訳はないと告白できずにいた
いつも色んな人に囲まれている
いつも通りの帰り道、
「やあ兄ちゃん」
と、柄の悪そうな二人組に絡まれる
路地裏に引き込まれて、
うわぁ最悪、かつあげじゃん
ヤバイなぁ、今10円しか持ってないんだけどなぁ
残念ながら予想通りのかつあげだった
「ねぇねぇ、お金貸してくんねぇ?」
「え、っと、じゅ、10円しか持ってなくて...」
「あぁ!ふざけんなよ、全部出せやっ!!」
バシッ
左頬を殴られる
痛いなぁ
それでも許されることはなく、さらに殴られ、
「おい、何やってんだ」
誰かの声が聞こえた
「おい、逃げるぞ」
二人組は逃げていく
「大丈夫か」
と、声をかけられ、そのときに気づいた
「ユウキ先輩」
助かったのでその安心感と同時にほとんどしゃべったことのない憧れのユウキ先輩に助けられ、なんとお礼を言えばいいかたじたじしていると
「ケンだよね?けがしてるじゃん」
えっ?名前を知ってくれてるの、うれしい
このきっかけで僕は先輩と関わりを持ち始めた
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