アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5
-
野暮かと思ったが、びくん!と智也の体が大きく揺れた。反応がいい。
「ッ!ぅ、」
「こんなになるまで、誰としてたのか言ってみ?」
浅いところで指を出し入れし、時折指の付け根までぐっと押し込む。
…ローション忘れた。
「ん、ふぅッ…っ、♡や、」
首を横に振って、イヤイヤをする智哉。
力が上手く入らないのか、弱々しいものだったが瞳には意志の強さがあった。
「はやく」
穴の中に入っている指の第二関節を、腹側にくっと曲げる。コリコリとした前立腺に押し当てて、顔を見る。
智哉の目が見開かれて、涙がぽろっとこぼれた。
「ん゛♡、ッ♡やら、指ぃ!じぶ、んでやってた、だけらからぁッ!」
あーーその顔、すげぇ腰にクる。そんなに触られたくないんだな。眉根を寄せて、声出すのを我慢して、腰動かして逃げようとしてんの。かわいい。
「ド変態は智哉くんじゃん」
そこが良いんだけど。心配になってきた。
俺以外に触られてこうなるんなら、本当にいつか犯されそうだ。
「ッあ゛ぇッ!♡…」
一度抜き、2本目の指も合わせて勢いよく入れた。バラバラに動かす。
口半開きになっちゃってんぞ。目はぼーっとどこか虚空を見つめ始めてるし。
「んぁッ!」
じゅぽ、と指を引き抜く。
「なあ、ケツふりふりして、おちんぽ挿れてください♡って言ってみて」
智哉の表情が無になり、今の一言で心の底からキレたのだとわかった。
「はッ…、だれが、んなこと、」
プライド高いし、どう見えてるかわかんないけど好きでもないオッサンに抱かれるなんて許せないんだろうな。
でも、ここから出るためだ。しゃあない。
「…実のお兄さんとしてること皆にバラしていい?」
「ーーーーは、なんで、それ…」
目は驚きに見開かれ、震えた声を出した。
顔は絶望の色に染まっていく。
「バラしたら…智哉くんのお兄さん、どうなっちゃうんだらうな」
こんなこと言っておいて、正体は俺なんだけどな。
てか、バラされても証拠なきゃ誰も信じないだろーな。あんだけイケメンでモテモテの智哉くんが実の兄には毎晩のように抱かれてまーす!なんて。
バレたら…俺が捕まるな。というか、一緒には住めなくなるとか?
どちらにせよ、智哉にとってプラスのことはないだろう。
「ッ、」
唇噛み締めすぎだって、血ぃ出てる。
「言うこと、聞けるな?」
こんなこと普段の智哉が言われても「そもそもあなたの行為が犯罪です」って脅しにかかりそうだけど、混乱してるみたいだった。
「…、…ッなんで、こんな、…!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 19