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襲撃
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全然知らん人らが、俺の事を不思議そうに横目で見ながら通り過ぎてく。
もう空は暗かった。
長いこと走り回って探したせいで息が切れる。
「はーー...」
一旦止まって大きく息を吸う。
つむぎの家に行って居ないことが分かってから、俺はまたつむぎ(仮)が連れていかれた駅に戻ってきていた。
...あの後何度かつむぎに電話をかけても、同じアナウンスが響くだけでつむぎがでることは無かった。
会社帰りのスーツの人や、同い年くらいの学生がファミレスで騒いでいるのが目に入る。
ぱっと時間を見るためにスマホを開くともう21時過ぎになっていた。
......つむぎ...
「どこに行ったんや...」
行ったところとまだ行ってないところを思い出している時だった。
ピコン
聞き覚えのある通知音が鳴って自分の携帯をバッと見る。
『メールを受信しました』
つむぎからやった。
連絡がついたことに安心してなんの疑いも持たずメールを開く。
「......ッ!?」
思っていた内容とは違っていて、そこには羞恥心に駆られ、顔を赤らめ、身体中傷だらけで犯されてたまらない、と言うような顔をしているつむぎやった
「....なんやねん、これ...」
いつも控えめで、素直やなくて優しげなつむぎの顔を思い出した。
...誰がこんなことを......
ふつふつと浮かんでくる怒りを抑え、写真をくまなく眺める。
クソッ...
どこらへんなんや、ここ...早く見つけたらな
今つむぎがされていることを想像して体が疼いた。
そこは暗めの路地裏のような場所で、ピンクのネオンが床に反射していた。
こんなピンクの看板、ここら辺にあったか...?
あ...
頭を巡らせ思いついた場所にずんずんと進んでゆく。
着いた場所は大きくそれらしい真っピンクな看板で、HOTELと書いていた。
ここら辺でピンクの看板はここだけのはずや
ギリッと歯を食いしばってホテル横の細い路地裏に入っていく。
「ぅぅううう...ぁっあぅん...んぅああ...」
「おら、中出すからもっと締めろや」
少し進むと甲高いえずくような嬌声が聞こえて、確信した。
ここや...
...そっからは一瞬やった
男らはアホみたいに弱かった。
最初につむぎのスマホを持った男の脇腹を蹴った。
「ッ???!!なんだ!?」
吹っ飛んでびっくりする男のポケットからナイフがカシャッと落ちる。
それを拾ってピッとシャツのボタンにかける。
「......つむぎになにやったん?」
男はアホらしく震えとった
「ごめんなさ...」
言い終わる前にシャツを切ってやった
...これ、俺らと同じ学校の奴らか...?
そう思いながらパッと振り向くと、泣きながら喘ぐつむぎに入れていた男がこっちを見て驚愕していた。
つむぎは頭がぼーっとしているのか、フラフラしとって目が虚ろになっとった。
俺のことは見てへんらしい、あの白くて細い腕で、自分の体を支えながら犯されていた...
俺を見て何かを察知したのか、男は逃げようとつむぎから汚いソレを抜いた。
「んぅあっ...」
声が漏れてつらそうなつむぎがガクッと体勢を崩す。
つむぎに何やらせとんねん、コイツら...!!
「ちょっ...おまえっ」
男が何か話そうとしていたが、足を振り上げて勃起しっぱなしのソレを上から踏み潰してやった。
男が泡を吐く。
「便所くさ、お前」
言葉を吐いても、男はもう聞こえてへんみたいやった
つむぎに向き直るとつむぎはうつ伏せに倒れるところやった
バッとささえてやる
「つむぎいけるか。どしたんや...」
つむぎはあまりにも酷い状態で指先動かすのすら辛そうやった。
ぎゅう、と胸が痛む
こいつらが、つむぎを...
もっと殴ってやりたかったけど、つむぎを降ろすことはでけへん...
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