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心酔 3
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今ではもうそれも甘酸っぱい思い出でしかなかった。
あいつは、なぎさは六歳の時にこの町から出ていった。
理由が何だったのかは今も詳しくはわからない。だが、それ以来誰一人としてなぎさのことを話さなくなった。
当時の俺はなぎさが居ないことが受け入れられなくて、町内を走り回ってなぎさを探した。
見つからなくても、毎日、何度でも、何度でも。
そして一年が過ぎたが、俺はあきらめてなかった。
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