アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
心酔 4
-
見かねた母親は、七歳だった俺に、なぎさが居なくなった理由と町の人間がなぎさ一家のことを語ろうとしない理由を簡単に説明した。
その話によると、なぎさの両親は堅気の人間ではなかったらしい。
どこかの大きな組の次期組長だということが町の人間にばれて、町内会から出ていくようにとの通告が出されたそうだ。
彼らは、俺の名前を呼んで大泣きするなぎさを抱いて、真昼に堂々とこの町を出て行った。
その話を聞いてから俺はなぎさを探すことをやめた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 16