アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
石川旅行(1)
-
「行こっか」
「うん」
会社終わって金曜の夜から三連休やけん石川県に行ったんやけどね
長野の人とか地震大丈夫やったんやろか?
俺長野は大丈夫やった。石川県でも地震はあったんやけどね。全然大丈夫やった。
俺の車で夜出てSAで休憩とかしながら高速走ったんやけど距離あるけんのんびりね。
「長野運転代わるよ、きついやろ」
「いいよ。のんびり行くべ」
「深夜にドライブっていつぶりだっけ?」
「車で遠出って何カ月ぶりやん?」
「そうだね」
俺は車の運転好きやし休みの日にはドライブとかするんやけど
石川のルートで飛行機とか新幹線も考えたんやけどどーせ三連休やし車で行ってみようかなって思ってね。安くすむし。
深夜のドライブってテンション高くなる。
深夜やけん渋滞もしてなかったし。
「松永なん見たい?俺温泉行きたい」
「うーん。有名どころの兼六園とー、あと温泉どこ行こうね?」
松永がニコニコ笑いながら携帯のアプリ見てた。
ホテルは土曜日だけ泊まって日曜日に帰る予定。
強硬スケジュールなんやけど学生の時みたいで楽しかった。
モリクミ達には内緒で来とるけんあいつらさすがに俺たちの居場所を見つけられんやろうし。
二人っきりで過ごすのいい感じだ。
ホテルはツインの部屋取ったけどダブルは男同士だとちょっとね。
ツイン取ってもベッド一つしか使わんのやけどね。
「長野ー。僕たち石川県に到着するの深夜か明け方になるけどどうしよう?」
「そうやなー。開いてる店とかあるんかな?」
「ないと思うよ?今駅周辺とかのお店の時間調べたけどお店ほとんど閉まってる。飲み屋さんなら開いてるっぽいけど・・・・」
「ラブホ検索よろしく」
「お前ぇえええええ!!いきなりラブホ行くつもりなんかっ!!」
「真っ暗な中、車でちんたら走っててもしょうがないやん」
「予定立ててから来ようよ!!」
「いいやん。適当でいいとって」
「もー」
松永みたいに綿密に旅のスケジュール決めたりせずふらっと近くのコンビニ感覚で俺は旅とかする方やけん。
今回もなーんも考えてなくて。
温泉と松永が行きたい名所だけしか頭にない。
「どーしよう?このペースだと僕たち深夜2時とかに金沢だよ?」
「おー。フリータイムとか石川のラブホあるんかなぁ?ガレージタイプとかあるん?さすがにフロント通るタイプは男同士だと石川だとどうなるか分からんなぁ」
「バカかっ!!調べてない!!」
休憩で入ったSA(サービスエリア分かるよね?高速で休憩出来たり飯食えるところ)で俺たちは車を降りて自販機で飲み物買ってしゃべってた。
全く車が停まっていない。店も開いてない辺鄙(へんぴ)なところやなぁ。
「長野誰か来る」
「お?」
俺たちSAの駐車場で俺コーヒー、松永ミルクティー飲んでだべってたんやけどライト点いてないワゴンから女が降りて来て俺らの方に向かって歩いて来たんよね。
こんな深夜にSAで女一人?って松永が怪訝な顔しとったけど俺はなんとなくその女がどんな女か分かったんよね。
俺ノンケの男友達とか同僚も多いけんゲスい話とかよく聞くけんね。
なんとなくあーこのSAこういう女おるんかって分かって
「松永車乗って待っときー」
「え?」
「いいけん」
って助手席に松永詰め込んでドア閉めた。
「お兄さんたち暇?」
どー見ても俺らよりも女の方が年上なんだが。
こういう時でも俺らの方が「お兄さん」呼ばれるもんなんやな。
「なん?」
俺コーヒー飲みながら女見下ろす。
「遊ばない?」
「あー。俺ら不自由してないけん」
「1時間○○でどう?」
「他あたれ」
松永が助手席から心配そうに見上げとったけど俺たちイケメンがぁあああ!!
お金で女性買わなきゃいけない程不自由してるように見えねえだろぉおおお!?
てか、俺らゲイですぅううううだぁああああああ残念ぅううううう!!
たまーにSAとかにね、夜とか運転手の男に連れられてそーいう女がおって違法な客取るのあるのは聞いとったし格好とか化粧のケバさから俺は分かったんやけどね。
こんな深夜におるもんなんか。てかこんなところに高速乗って買いに来る男おるんか?
停まってる車も人もほとんどおらんかったし俺と松永が若いイケメンやけんかね?えらい食い下がって話かけて来たけどコーヒー飲み終えたけん無視して運転席に戻った。
「長野女の人なん(何)?」
松永が深夜に現れた女性にちょっと怯えてたけど
「イケメン二人で素敵ですね♪いい旅を♪ってよ」
「嘘ばっか」
と松永に本当のことは教えず車を走らせて女から遠去かった。
せっかくの旅行で水差されたくなかったしね。
「あ!!僕交代する言うとったのに!!」
「いいってまたこのまま俺の運転で。松永ナビよろしく」
このSAで松永が「長野も疲れとろーけん運転代わるよ」とは言われてたんやけどね。
その時俺思い付いた。
「おっ!?」
「どうしたん?」
「松永ー。今の時間SAって人おらんけんカーセックスとかトイレでエッチとか出来るんやな、って痛ぇええええ!!」
「するわけがない。変態が」
全部言う前に頬つねられてた。
「新たな境地とか発見しよーぜー。カップルやったら絶対一度はしてるって。外でエッチとかイチャイチャとか。俺断言出来る!!」
「それは長野の妄想とそうであって欲しいっていう願望やろっ!?」
「んーなわけないやん。絶対戸田とか奈々子もしてるってー」
「してるわけないやろ!?サイテー。ほんとに長野サイテー!!って触るなっ!!」
直線やけん片手伸ばして松永のナニをナデナデしようとしたら叩かれた。
危ないけん他の人は両手でハンドル握ろうね。
俺は松永のナニを握ろうとしたけど危ないからダメ!!絶対ダメ!!
「で、ラブホ検索どーよ?石川県どこにあるん?」
「だから探さないってっ!!ファミレスとか漫画喫茶とか。それかバーとかあるんじゃないの!?それでいいよ!!」
「お互い寝てないけんちょっと寝ようぜ。俺らの泊まるホテル2時(14時)にチェックインとかやろー?そこまで時間長いやん!!」
「長野が考えずに行こうって言うけんやろ!?金沢市内にこのままだと2時に着いちゃうけどどうすんの!?」
「やけんそっこーラブホ探して朝までフリータイムで寝たりエッチして朝になったらホテルのチェックインの時間まで観光とか温泉行こうぜ」
「サイテー!!変態!!サイテー!!」
松永は助手席でプンスカしておかんむりやったけど少し寝た方がお互いいいし、ラブホがちょうどいいとってーと何度も言った。
で、結局。
ラブホに行ったんだけどね。
松永が助手席でうたたねしている隙にラブホ検索してガレージタイプ見つけてちょうど部屋開いとったけん。
「松永起きてー。着いとるよー」
「うーん...........ここどこ?」
「ラブホ」
「は!?は!?」
ラブホの駐車場で起こしてもう逃げられませんっ!!ってなってたんでしぶしぶ松永はラブホの部屋に入るわけだ。
「ここ金沢市内?」
「おぅ。もう到着しとるよー」
「ごめん寝てた」
「いいよ」
「でもなんでラブホなんっ!?毎回毎回っ!!」
「ラブホ面白いしワクワクするやん!!」
「せんっ(しない)!!全然せんっ!!」
「ほら松永なんか面白い照明あるよー」
「えー?どこどこ?」
興味ありありやないかい。
お前もなにげにラブホに入るとそういう機械とか建物の作り見るの好きやん。
松永が部屋の設備とかアメニティとかに興味持ちだして部屋をぐるぐる見て回るのをさっさと俺は全裸になる。
「長野これなんだろう?って........なんで全裸になってるん」
振り返ったら全裸の俺がいて松永げんなりしてた。
「ラブホそういうところ」
「最近出かけてもラブホばかり連行されてる気がする」
諦めた松永がはぁーと溜息を吐いて頭を抱えた。
俺のナニが直立不動で起立っ!!してたからだろう。
「じゃ風呂入れよっか♪ここはどんな風呂かなー♪」
「チッ」
松永が舌打ちするのを無視して俺大喜び。
こうして今回の旅行はエッチから始まったわけだ。
詳しい描写は次回!!松永にド切れられなければっ書くっ!!
サイテー言われても書く!!正直に書け言われたけんな。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
39 / 107