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Q
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「今日エッチしよう」
「うぉ?」
松永からエッチしようとか1年に2回あるかないか
半期に1度の大バーゲンみたいなお得さ
もうそんな時期が来たんか!?
俺のエロデータだとクリスマスの時期か俺の誕生日に多かった気がするんやが
「ど.どうした!?」
「どうもせんよ。うーんと僕攻めてみていい?」
「へ?」
話聞いたらどうやら「タチ」したことないけんタチ側がどんな感じかよー分からんで攻めてみたいらしい。
んでその夜やるわけなんやけど。
「長野寝てていいよ」
って松永が上になって俺の体ペロペロするんやけど
「腕がプルプルする」
「足もプルプルする」
っていつもの俺みたいに、ベッドに仰向けに寝てる俺(いつもは松永)の体の横に手ついて膝立ちの状態、想像しづらいよね、なんて言えばいいかな。俺に覆いかぶさって体重を膝と手で支えながら体舐めるんやけど松永の二の腕がプルプル、足もガクガクしよる。
「タチって疲れるね.......」
「俺疲れんけどねー?」
「気持ちいい?」
「いやー?俺乳首舐められても感じんっ。松永が舌伸ばしてそげんことしよるの見とることにハァハァ出来る」
舌でペロペロ胸の周りとへそから胸に上にせり上がるように舌で舐め上げて来るんやけど俺がいつも松永にしてるのを忠実に再現しよった。
俺の首筋ペロペロ舐めるけんそれ止めて
「キス、キスしよ」
ってキスからのベロチューに変更。
「舌がおかしい.......舌動かしたり伸ばして舐め過ぎて舌の付け根が痛い。ビリビリする」
「あー。長時間すると最初の頃はそげんことあったなー。舌にも筋肉あるんかね?舌の付け根筋肉痛みたいに痛かろう?」
「うん。舐めるの.....攻めるのきついんだね」
「俺がどんだけ頑張っとるか分かった?」
「うん。タチの方が大変やね。やけんベロチューやめて。舌がだるい」
松永が疲れて俺の胸の上で顔突っ伏す。
「疲れたかwwww」
「ねぇ」
胸に突っ伏してた松永が顔上げて俺見る。
この顔はお願い事する時の顔やん。
松永なーお願い事ある時ほんとたまーにやけど俺の弱いとこついて来るカワイイ表情するなあ、てかお前自分でその魅力分かってやってないか!?って時ある。
「なん?」
「タチってさ、うーんと長野はいつも僕掘るやん?やけんね僕もそのー」
「それは駄目やね。俺は松永に掘られたくない」
無理っす。
松永が掘る側とかwwww
「駄目なんだ......」
「無理wwwwそげん顔しても無理wwww」
いくら可愛かろうがカッコヨカろうが上目遣いで見ようが駄目ぇえええええ!!
「だって僕タチしたことないっちゃもん」
「せんでいいやん。してみたいん?」
「うーん......舐めるのだけで疲れた。掘ってみたいとかはないけど。だって文章書けんちゃもん」
「タチしてみなタチパート書けんってかwwww俺が手直しするけん想像で書きゃいいやん」
「想像するのが嫌だ。頭ん中で想像して文章に出来んそんなの」
エッチも想像せな書けんのはいつまで経ってもお前は治らんのか。
俺はなんも考えんでキーボードちゃちゃっと打って文章書くけど松永は話聞くと違うっぽい。
頭ん中で映画とかテレビみたいなんが流れててそれを文章にする感じって言いよった。
でもそれ全部文章にするとバリ長くなるらしいけん描写カットしてるらしいけどそれでも松永の文章長いと思うんやけどなぁ。一つの文章長ぇwwwwって思う。俺も長いけど1週間に1個とかやけんね。松永更新早い割に文章長ぇけど下書きはもっと長い。
「これいるん?」
「こういう道通ってて目についたからその描写を......」
「BLに余計なのいらんよー」
「ううっ」
「他の人の読めーバリバリ短いやろ?こんだけ余白開けてこんだけ短い。街の描写とかいらんよー」
「はぁ」
「なん?松永は文章出て来るやつになりきって書いてたんやないん?出て来るやつ松永に似てる部分あんなーとか思って俺読みよったけど」
「違うよ。頭ん中で映像見てる感じ。見たの書いてる。第三者だね」
「テレビでドラマ見てる感じ?」
「そうそう」
「でもそのシナリオは松永が考えてるわけやろ?途中で止まらんの?」
「どういうこと?」
「やけん、行き詰って映像ストーップ!!とか」
「うーん?そういうこともあるけどどうなんだろう。勝手に進んで行く感じ。自分でもよく分からん。今まで出て来た人たちモデルいたりするから頭ん中で勝手に動くのを文章にするだけ」
俺もその説明がよー分からん。
「やけんね、エッチの描写困る。頭ん中でエッチするんやもん」
「なんそれwwwww」
「やけん頭ん中でエッチ始めちゃうんだって!!でも僕がそれ拒絶してるからか、げんなりしてるからなのかわけ分からん映像なっとる!!変なことになってる!!」
面白そうやないかwwww
想像力豊かなのかアホで不器用なだけなのか。
「俺が手直ししよるのも修正されて新たにリバイバル上映?」
「リバイバル上映。映像を文章にするんじゃなくて長野の訂正した文章で頭の中で映像になる。頭ん中でリメイクされて映像化される。長野の内容で。だからげんなりする」
「松永の頭ん中おもろいなー。お前俺とバリバリエッチしてんのにそれでもエッチ想像するの無理なんか」
二人でそげなことを裸でイチャイチャしながら話しよったらチャイムが鳴った。
「鍵閉めてたよね?モリクミ先輩かな?」
「モリクミならチャイムと同時にドアドンっ!!しまくるやろ。このチャイムの鳴らし方違うくね?」
「服着よう」
服着て玄関行く。
「開けてーー」
「姉貴やん!!なんでって!!」
「お姉さん!?」
玄関開けたらスーツケース持った姉貴が立ってやがる
「松永君お久ー」
「こ.こんにちは」
「どうしたとって!?」
「あんたあたしの電話無視するけんよ!!」
「へ?」
木曜と金曜ラインと電話来とったけど無視しとったら東京遊び行くけん泊めてってことだったらしい。
「なんでって!!」
「飛行機のチケット取っとったけんしょうがなかろうもん!!泊まるけんよろしくね」
「いらっしゃいです」
「松永君相変わらずイケメンやねぇー」
「どうも......暑かったでしょう上がって下さい」
「東京も暑かねーこれお土産。松永君筑紫モチ好きやろ?買って来たよー」
「何しに来たん?」
「遊びに来たんよ!!」
「仕事は!?」
「夏休み取った。お盆仕事入っとるけんね!!」
姉貴デパガなんやけど今年のお盆は仕事入るけん早めの休みまとめてもらって遊びに来たんやと。
「いつまでおるん?」
「1週間」
「はぁー!?」
「なんね?そげん嫌ね?あたしが邪魔ね?」
「邪魔やね」
思っきし足蹴られた。
どうして俺のまわりの女はこう強い女ばかりなんやろか。
1週間姉貴おるってことは松永とイチャイチャ出来んしエロいことも風呂も一緒に入れんてことやん。
家位しか俺たち自由にやれんのにさーラブホ行きゃいいんやろーけど姉貴の相手せないかんしそれも出来んのじゃないんやろかと思っとった。
「姉貴はよ結婚して」
「お母さんみたいなこと言わんで!!」
「姉貴もう30近いんやけん結婚してガキ産んで親喜ばせてくれな俺にプレッシャー来とるとって!!」
「なん?お母さんあんたにそげんこと言うとると?」
「彼女おるんねとか結婚とかちゃんと考えとるんねとかメール来とる!!」
「松永君とのこと言わんね?お父さんとお母さんさばけとーけんあんたが心配せんでも大丈夫と思うけど」
「やけどなぁ」
リビングで茶飲みながらそげんことを話よった時にチャイムが鳴り響いてドアドンされまくった。
「あ......これは」
「なん!?えらい激しいけど誰!?松永君誰?」
「あのー僕の大学時代の先輩でですね。どうしよう.......」
「いつも俺らをストーカーしてる女やね。腐れ女子。俺たちラブな女なんやけどね」
「マジ?wwwwwあんたも松永君もイケメンやけんねぇ。女も放っておかんちゃろうね。上げんね」
「いやー。居留守使うのが一番いいと思うんだが。松永どう?」
「うん.......それがいいと思うけど中にいるってばれてると思う」
「開けてぇえええええ!!あーん!!中にいるのは分かってるのー!!あたしのラブセンサーが反応するんですーっ!!大人しく出て来てくださーいっ!!」
ラブセンサーってなんだよ。
松永が玄関に行って戻って来たらそのあとからモリクミ、鎌やん、吉野、奥田が現れた。
お前らどうして週末来るん?
「こんにちはー」
姉貴がとびっきりの笑顔であいさつしよった。
裏表激しいな。俺と同じで人前だとエエカッコシイなとこがある
家やとバリ女捨ててやがるのに。
「あーん!?誰っ!?ちょっとー!!長野くーん松永くーん!!家に女がいるなんてーっ!!きぃいいいいやあああああ!!」
「長野のお姉さんです.......」
「失礼しましたっ!!お姉さまーんっ!!あーんっ!!」
モリクミ変わり身早ぇーよ。
「あれ?なんか見たことある?」
「あのー。前ですね、変な写メを長野と僕の携帯に送って来た人で、ですね」
「あーwwwwあーwwww」
去年の盆にバニーの格好と半漁人の格好で写メ送って来やがったよなこいつ。
そん時姉貴と母ちゃんが見とる。
「こいつら大学からの友達」
「そうね。長野(名前で言ったけどね)がお世話になってます。姉です」
「あーん!!お姉さまーん美人ーっ!!お若いぃいいいい!!長野家の遺伝子すごーいっ!!他に弟さんいませんかーっ!?」
おい。
「ありがとー。弟はこの子だけやねwwwモリクミちゃんも愛きょうあってかわいいね」
姉貴無理やり褒めるな。こいつお世辞でも本気で受け取る。
「鎌やんどした?」
鎌やんがぼーっと俺の姉貴見よった。
まさかな。
「いつまでいるんですかー」
「1週間の予定よー」
「僕とデートしましょうー」
おい。
鎌やん、松永の話だとかなーり自分に正直な生き物で恋愛もプッシュしまくりらしいんやけど姉貴にするんかい.......鎌やん女にもてるんやけどそれは草食っぽくて飄々としてるけんそげん風に見えんけど肉食らしい。付き合い期間短いらしいんやけどね。女が鎌やんについていけんくなるらしい。
「あはははは。いいよーみんなでデートしよ。みんなイケメンばかりやねー。もてるやろー?」
姉貴見た目だけはいいけん華麗に鎌やんのプッシュスルーしよった。
福岡で中学高校と男に告白されまくっとったから慣れとるなぁ
美人なの自分で分かってやがるのがたちが悪ぃ。俺の女版見てるみたいでなんか複雑。姉弟やけん似てるのは当然やろーけどスルーの仕方が俺と同じやなぁ
「こちらもあんたと松永君と同じなん?イケメンやねー」
「お姉さんもお綺麗です!!」
「ありがとー奥田君と吉野君?恋人なんだ?」
「そうですぅ。ゲイカップルですぅ。長野にはお世話になっててー」
吉野てめぇ。んーなこと思ってねーだろ。
「お前ら週末家来てタダ飯食い散らかしてばかりやけんね。世話ってか迷惑なんだよ」
松永がこいつらに茶出して姉貴の土産配ってワイワイ騒いで外に食べ行こうってなった。
近くの居酒屋が畳の座敷あって全員座れるけんそこ行った。
福岡ってね、焼き鳥屋がラーメン屋と同じ位に多いんやけど居酒屋とかファミレスよりも焼き鳥屋に家族で食べに行くことも多いんよね。
東京来てから知ったけど焼き鳥屋って豚とか海鮮とかないとこもあるんやねーと思った。福岡は居酒屋もあるけど焼き鳥屋に行くことが多い気がする。小学生ん時のサッカークラブの打ち上げも焼き鳥屋やし。なんかガキの頃からみんな行きよったけん居酒屋じゃなくて焼き鳥屋なんよね。
んで、東京の居酒屋も焼き鳥屋もあんまおいしくないっていうか高い所はうまいんけど、福岡は安くてもうまいとこ多いんよね。姉貴食べ物にバリうるさいけん満足せんやろねーとは思った。
案の定一口食べて「マズっ!!」って俺だけ分かる微妙な顔しとったけど
「おいしいねーウフ❤」
とかまーた性格よさげな感じで言いよった。
俺と松永だけやったら
「マッズ!!これでお金取れるとか東京ちょろいん?マズっ!!松永君まずいけん食べんどきー店出るよ!!」
とか言ってたやろなー。飯自分でも作りよるし料理にうるさいけんねー
「姉貴俺たち仕事の間何してるん?」
「友達に会い行ったり観光しよく」
「夜は?」
「あんたらと遊ぶ」
「僕と昼間はデートしましょー」
鎌やんが俺たちの会話にからむからむ。
鎌やん見た目いい女好きやけんなぁ。最近は見た目いい男も好き疑惑出てるけどな。
「鎌田君もお仕事でしょ?」
「休みますからー。お姉さんとデートしたいなー」
それでいいんかい。バリ直球でガツガツ行くなー。鎌やんのそういうとこ初めて見た。
「ゲイってさオネェしゃべってるもんと思っとったけどあんたも松永君も奥田君も違うんやね」
「ほとんどがそうって。テレビに出とるやつがそげんだけでオネェなやつってゲイバーとか出てるやつが多い。半分以上はオネェ使わんよ。ふつーにノンケぶりよる。吉野はオネェやね」
「テレビのイメージ強いしねー。オネェとオネェ使わない人で仲悪かったりする」
「そうなんだ。奥が深いわー。どうして仲悪くなるん?同じゲイでしょ」
「オネェ毛嫌いするゲイも多いんですよ。長野と松永君は嫌いじゃないけど関わりたくないんでしょ?」
「ぶっちゃけるとそうやね」
「うーん嫌いってわけじゃないけど。でも苦手かも」
テレビとネットのイメージで大多数のゲイがそうって思われるの俺ら嫌なんよ。
確かにオネェ使うやつも多いんやけどさー違うんだなぁ。ゲイの代表みたいな感じでテレビ出てオネェ出してると嫌な気分になるゲイもたくさんいるってことなんよね。
しかも外見女装とか女っぽい仕草と笑い方やん?そんなんばっかじゃなくてオネェ使わんで生活しよるゲイが多いっつーの。イメージ作らんでくれよって思う。ゲイバーとか出らんでオネェも使わんで男好きな男多いって。こんなこと書いたらオネェからは嫌われるんやろーなー
あいつらと居酒屋で別れて家で俺のガキの頃の話になった。
「この子小さい時ち○ち○ばっか触りよったけんねー」
「!?」
「ふふふふwwww」
「顔だけはいいけんさーお母さんと私でバリ躾けた」
「なんそれ!?俺そんなんやったん?」
「覚えとらんとね。自分のち○ち○ばっか触って目離したらいっつもち○ちん触ってたけんそのクセやめさせる為にバシバシしばいた」
「姉貴にしばかれまくったのは覚えとる」
ち○ちんいじりまくってたのは覚えとらんけど幼稚園位からの記憶はある。
姉貴とよー取っ組み合いの喧嘩しよったなー
「女の子にはバリもててたんよ。でもさーお母さんも私も心配だったんよ。この子ダメな子になるんやないって」
「どういうこと!?」
「あんまり周囲がチヤホヤするけんさ。あんた勘違いの痛いやつなっとったけんね。やけん私とお母さんはあんた甘やかさんかった」
あー。
なんか覚えとる。
姉貴と母ちゃんが俺にバリ厳しかったなあ。
「この子が小学5年になってから腕力では勝てんようになったけんひどい喧嘩はなくなったけどね。あの頃には私に手を上げんくなっとったね。小さい頃は髪引っ張ったり殴ろうとして来たけど、よく言ったんよ。女の子は叩くな!!手出されても叩くな何言われてもただ黙って聞いとけっ!!て。んで、この子モテるけんね、つまらん女にひっかかるなって口酸っぱくお母さんと私で言いよったけどまさか男の子と付き合うとかwwwww」
「長野女の子とお付き合いなかったの?」
「前も言ったやろ?ほんとにしとらんかったよ。松永がエッチも付き合うのも初めて」
「嘘だと思ってた。すごくもててたんでしょ?」
「松永君ほんとにこの子高校までなんもなかったよ。部屋にエロ本もなかったし」
「なんでんーなこと知ってるんか!!」
「あんた高校位の時からかな?毎晩ベッド揺らすのやめて欲しいとは思いよった」
「!?」
「一人エッチはしてるんやろねーってのは知っとった」
「最悪や........」
オナってたの気付いてたか。
ティッシュとか丸めて駅のゴミ箱にコンビニの袋入れて捨てよったのに。それも1ヵ月位でめんどーになって堂々とゴミ箱に捨ててたんやけどね。ティッシュだらけやね。
まぁ、オナネタ松永やったんやけどね。何度頭ん中でひんむいて犯しまくったことか。
「でも長野バリもててたんやけん付き合うとか考えなかったの?」
出来るわけねぇ。女って怖ぇー生き物やん思うてたし。
こげん女嫌いになる一歩手前の調教繰り返した姉貴と母ちゃんが家族におったけん
やけん男に走ったとかじゃないよ?俺ゲイやった。気付いたのがバリ遅かったけど松永と同じ中学やったら絶対中学ん時も惚れてたと思う。
女怖ぇーとしか見れんかったし中学までサッカーと飯と男友達と遊ぶので忙しくて、女からはバリバリ告白されたり呼び出されたけど邪魔としか思ってなかった(←ゲス顔)
高校入ってから松永見て一目ぼれしたけん、そういや誰かとなんかあったわけじゃないな。俺結構一途にいいやつじゃない?
「中身まだチャラいけど私とお母さんの教育の賜物よ。中身もイケメンにしようと私とお母さんがどんだけ苦労したか。感謝しー。あんたあのままやったらち○ちんいじくってるだけのチョー痛い男になってたんやからね」
「俺そんなひどかったのか.......」
「顔だけいいバカやったね」
「あははははは」
夜寝ようってことなって松永が自分の部屋片付けに戻った。
布団敷くスペース作る為やろうけど姉貴が
「いつも一緒に寝てるんやろ?寝室で寝ればいい。私リビングに布団でいーよ」
言うけど松永が「いやそれはちょっと......」って断りよった。
さすがになぁ姉貴おるのに俺らが一緒のベッドでいちゃいちゃとか。それに壁は厚いけどドアは薄いけん声とかイチャコラの声聞こえるからなあ。
「私のこと気にせんでいいけんいつもんように過ごしー」
「気にするっつーの」
「なんね?あんたそげん松永君といちゃいちゃしてるんね?」
「そうやないけどさー」
「嘘やね。あんた松永君といちゃいちゃしまくってるやろ?」
「うるせー」
「姉ちゃんに向かってなんねその口のきき方は!!」
って、すね蹴られた。
「バリ痛ぇ」
こんな姉貴と母ちゃんがそばにおったけん女に幻想持たずにすんだのかもしれん。
外じゃあ「えー?分からないですぅ❤」とか「かしこまりました(キリッ❤」とかしてるデパガが足蹴りしてビンタしてくる暴力女とか一部のマニアにしか需要なかろう。
「変な女に捕まるより松永君と付き合ってて姉ちゃんは嬉しい。お母さんもきっとそう思うって。やけんあんたいつか話さないけんのよ?いつまでもお母さんとお父さんに黙ってるわけにはいかんのやけんね」
姉貴の言葉に俺も松永も考え込む。
それは二人でたまに話題にはしてたんよね。
いつか話さないかん。いつ話そうかとか。
母ちゃんから彼女は?結婚は?って聞かれよるのも松永も知っとるし早めに松永の為にも言わないかんね、とは思っとる。松永は迷ってるけど。
「分かっとーよ。お盆に帰るけんさ........うん」
お盆かなぁ。松永実家に連れて帰ってその時言うかどうかで俺と松永が悩んでた。
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