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シルバーウィーク(5)
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「鎌やん鬼畜?」
「そうよー」
ケーキ目の前で食っとるモリクミに聞いた
モリクミがフォークからポロッと落ちたスポンジケーキ指差して
「鎌田にとってはみんなこれなんですっ!!」
って言った
「へ?」
「何どういうこと?」
俺とリックスがモリクミの言葉が分からんで聞いた
「あーん。鎌田にとってみんなこれなのよーん。こんなに小さい落ちたケーキの端なんてもったいなーい、拾って食べちゃおーってならないでしょー?鎌田にとってみんなそれなのー」
「おぉう!?」
「と言うことはー?」
モリクミがナプキンで落ちたケーキ屑拭き取ってポイってテーブルの端に寄せた
「つまりこう言うことー。やーん!!クソ鎌田はそんな人間なのっ!!分かるー?あいつ人間の外見した鬼畜なのよーっ!!」
モリクミ言いたいことは分かった気がしけどそげんこと鎌やんに俺たち思ったことねーけどなぁ
「でも長野くーんと松永くーんは鎌田にとってはこのケーキの上の苺だと思うー」
「俺と松永?」
「あーん!!そうですーっ!!」
「どういうこと?なんでなん?」
俺そん時よー分からんかったけどモリクミが全部話終わってから理解出来た気がした
「どこから話せばいいかなーんっ!?」
「どっからでもいいけん分かりやすく頼むわ」
「あーんっ!!じゃああたしたちの1年の頃の話までタイムワープしないといけませーんっ!!」
「そっから説明せんといかんのかい!?」
「はいーっ!!」
んでモリクミの一人語りが始まったんやけどその話が長ぇーwwww
松永たちと合流するまでその話聞いとった
モリクミたちの出会いの話から始まったんやけど(←それ関係なくね?と思った)、モリクミまずはお富さんと仲良くなったらしい。モリクミは学部が鎌やんとお富さんと違うくて校舎が違ったんやけど、園芸部の為に来とっていつも変なコスプレして鍋配りよった時にカメラ持ったお富さんに何度も写真撮られる内に仲良くなったんやと
「お前1年の頃からそげんことしよったんか.........」
「あの頃からとがってましたーっ!!やーんっ!!平和ボケしていちゃつく大学デビュー組の連中を恐怖に落す為に日々いろんな格好しては鍋を無理やり食べさせてましたーっ!!ゲリラ鍋ですぅ」
「お前何しよるん.......お前の通う校舎やなくて来るのに2時間かかる言うてたやん」
「あーんっ!!大変でしたーっ!!」
「お前にからまれたやつらが大変だろうがっ!!」
んでそんなモリクミの行動をカメラで撮影してたお富さんと仲良くなって二人でつるんでる内に鎌やんから声かけられたんやと
「あたしが鍋を牛タイツ履いて配ってる時にクソ鎌田に声かけられたんですぅ~」
「なんて?」
「君面白いねーって。あの時はクソ鎌田が茶髪ロンゲピアスでそこそこイケメンだったので私も甘い顔しちゃったんですけどー」
「黙って普通にしときゃ鎌やんもイケメンではあるしな」
「そうなのよーん。あの時のあたしを叱り飛ばしたいっ!!」
んで、モリクミとお富さんが鎌やんと顔見知り位になったらしいんやけど、そん時位に鎌やんのおるクラスで3人が自主退学したっつー噂が流れたらしい。それがどうやら頭おかしくなったやら精神病んだとかいい噂じゃなかったんやと
「あーん!!その話を聞いたのがーっ!!あいつーっ!!あいつ名前なんだったっけぇええええ!?園芸部で部長してたんですけどーっ!!」
「児玉?」
「やだーんっ!!長野くーん記憶力いいっ!!そいつ!!児玉も鎌田と同じクラスだったんですぅ」
園芸部松永とお前と児玉しかおらんやったやないかい。しかも部長の児玉の名前忘れるとかどんだけあいつ空気扱いだったんだよ.......
そん話聞いた時はお富さんもモリクミも「へぇー」位しか思わんかったらしいんやけどなんかいろいろ噂が立っとったらしくてちょっとしたホラーな噂で1年だけやなくて全学年で有名な噂話で広まってたんやと
「あたしとお富はそんなチャラ男とケバい女の話なんて興味ないんでーなんとも思ってなかったんですけどーん」
「なん?男と女?3人?」
「男2人に女1人だそうですー」
その鎌やんのクラスの男女3人、精神病んだ系で学校来なくなってどっか心霊スポットでも行って呪われたんやろうとか変な噂立った時に、園芸部の前でたまたま鎌やんが通りかかったけん、鎌やんもそのクラスやしその話をモリクミとお富さんが鎌やんにふったんやと
「鎌田あたしたちにその話ふられてどんな反応したと思いますぅ?」
「へーっていつもの調子やないん?」
「いつもの鎌田さんならそうなんだよーって感じだよね?」
俺とリックスでそげん言うたらモリクミが顔横に振った
「違うのー。鎌田は僕幽霊じゃないよー?って言って笑うの必死にこらえてたのー。いつもの馬鹿面じゃなくてー。おかしくてしょうがないっていうのをこらえてる感じ。思い出すだけでむかつくわっ!!」
そん時お富さんとモリクミは「あ、こいつやべぇ」って思ったんやと。関わっちゃいけねぇ人間だわってお富さんとモリクミ思ったらしい。そげんやばめな顔しとったらしい
「鎌やんが関係してたん?」
「きっとねー。どんなことしたのかも理由も分かんない。同じクラスだった児玉に聞いても鎌田とそいつらが仲が悪かったとか話す程特別付き合いあったとか聞いてなーい」
「じゃあなんで?」
「鎌田の気まぐれだったんじゃないのー。鎌田が機嫌悪い時に陰でコソっと鎌田のこと言ったのが聞こえた位のことじゃないかーってあたしは思うのー。それも他愛のないような言葉でぇー鎌田が何かしたんじゃないかなーってぇ。あいついつもヘラヘラしてるね♪位のことなんじゃなーい?」
「そんだけで鎌やんがなんかするかね?それに精神病むってどげんしてそうなるん?」
「分かんなーい。でもお富とあたしはあの時鎌田だわ、って確信したのよーっ!!」
モリクミは別としてお富さんは勘がいいからなぁ。そげん言うならそうなのかもしらんけど鎌やんがねぇ?
「鎌田あいつ何も言わないの。長野くーん、鎌田が自分のこと話すの聞いたことあるー?」
言われてみるとねーわ。付き合い長いのに鎌やんの親の話とか兄弟の話とか鎌やんのことなんも知らん
「あいつはそういうやつなのよー。他人に興味がないから誰にも自分のこと知って欲しいなんて思ってない。ちょっとだけ松永くーんにそこだけ!!そこだけ似てるっ!!」
お富さんも松永が入院した時にそげんこと言っとったなあ
「で、マジ切れしてたのとその話つながるん?」
「あーんっ!まだまだモリクミ物語は続くんですーっ!!」
「おめぇの話やないやろーっ!?鎌やんとお前のマジ切れ話の元を聞きてぇーんだよ!!」
「やーんっ!?そうでしたーっ!!」
こいつはアホか。お前のコスプレ遍歴の話なんか聞きたくねーんだよ
「お富とあたしは鎌田とは関わらない方がいいわねーっ!!って話をしてたんですけどーあいつが寄って来るものですからーん。ほらー園芸部の部室と演劇部の部室って近いじゃないですかー。だからよく顔合わせちゃうんですー!!」
「あー。そう言えばそうやったね」
「それに鎌田もお富もあたしもーおかしい人間だったのでー魅かれ合ってしまうっ!!」
「おかしい人間?」
「あたしたち繊細な生き物なのでー。回りの連中に付き合いきれない?って言うかぁ慣れないって言うか?」
「いや.......あっちもお前らに慣れないと思うぞ?てかお前らがおかしいっていう自覚はあったんやな。あとお前らは繊細な生き物じゃねーのは俺が保証するわ、断じてそれはない」
「やだーんっ!!」
モリクミもお富さんも鎌やんも松永の言葉借りるなら「アウトロー」やけんあんま知り合いもおらんし作る気もなかったっぽい
「合コン?何それー?男の玉○を握りに行くって言いなさいよー!?サークルで飲み会っ!?合宿っ!?チャラついてんじゃねぇええええええ!!それより鍋食べろーっ!!ってあたし忙しくしてましたーん。浮かれてるやつらを恐怖のどん底に落とすのが忙しくてっ!!快感でしたーっ!!」
「お前らは.......」
モリクミいわくお富さんもいつもカメラ持ち歩いてカメラのぞいてばかりで回りから浮いてたらしい
「あたしはコスプレすることでお富はカメラをのぞくことで自分を保ってましたーん」
さらっとモリクミが言ったけど松永からモリクミ過去話聞いたのと松永が書いてるの読んだことあるけんなんとなくそれ本当なんやろうなと思った。モリクミを園芸部に引き入れた先輩がコスプレしてモリクミに声かけてから始まったんやろーね
その内鎌やんとお富さんが園芸部によー顔出すようになって顔見知りから「友達」って呼んでもいい関係になって来た時にお富さんとモリクミは鎌やんの本性にどんどん気付いていったんやと
「あいつ洗脳するからねー」
「洗脳?」
「あいつの話す言葉が理解出来ないのっ!!」
「どういうこと?」
「あいつヘラヘラしていきなりあたしたちが分からないこと言い出すのよっ!!」
「いつものことやん」
「やだーんっ!!説明難しぃー!!松永くーんなら分かるーっ!!」
「松永?」
「そうなのっ!!松永くーんだけなのーっ!!鎌田の話す言葉が理解出来るのって!!そして鎌田の洗脳を解けるのと阻止出来るのって」
わけ分からんかった。根気強く話を聞いたんやけど俺なりの言葉で言うなら鎌やんが頭良すぎて話聞いてるやつの考えとか常識ブチ壊しちゃうってことみたいやね
「あいつの話をまともに聞いてるとそういう考え方になっちゃうらしいのよー。あたしは鎌田の話なんて聞かないんでー分からないんですけどー」
「おいwwww聞いてやれよwwww」
「お富がそう言ってましたー。お富真面目だからー鎌田の言葉にお富の根底振り回されまくって最初大変みたいでしたーん。あたしとお富はそれを鎌田ワールドって言ってましたーん」
なんかね、鎌やんがそのーなんてーの?誰かの考えとか意見を変えるのが上手いんやと。松永にも話聞いたんやけどそれで合ってるっぽい。松永に言葉借りたら「鎌田先輩の話す言葉は相手の人にいいように作用すればいいんだけど悪く作用することが多い。それを楽しんでる節がある」そーな
「鎌田ワールドから逃げられなくなるのよー。鎌田の言葉やばいの!!あいつに納得させられちゃっておかしくなっちゃうのーっ!!」
「よー分からんがそうなのか」
「そうなのーっ!!でもねっ!!松永くーんは太刀打ちしちゃうのーっ!!それはこういう理論だからこういう面から見ると破たんしませんか?って返してたりするのーっ!!でまた鎌田がじゃあって感じで松永くーんを洗脳しようとするんだけどーっ!!それにビクともしないのよーっ!!」
たまに松永と鎌やんの会話が理解出来んことあったけどそういうわけ分からん話を鎌やんがしてるのって松永だけな気がしてたんだが
「松永以外にそげん小難しい話してるの聞いたことねーよ?」
「それは鎌田が丸くなったんだと思う。理解してくれる松永くーんに会ったからだと思うー。松永くーんに愛されてる長野くーんも鎌田にとって特別になったのー」
「俺?」
「そうよー。松永くーんと付き合ってる人間ってことで松永くーんと長野くーんは鎌田の中でケーキのこぼれたスポンジじゃなくて最後に取っておいて食べる苺になったーん」
モリクミが大きな口開けてケーキの上の苺食った。その言葉の後に苺食べられると嫌なんだが
そこで松永から携帯に電話があった。そろそろ合流しようってことやった
「おい?もうそんな時間なんかい?俺ら夕飯の買い出しも夜食の買い出しもしとらんぞ?」
「あーんっ!?ってリックス君が見えないんですけどー?」
「あいつどこ行った?」
買い出し頼まれとったのにえらい時間が過ぎとった。
しかもリックスが話がよー分からんし昔話やけん興味無かったんやろーね店出てぶらついとった。携帯で呼び戻したんやけどね
「おぃいいいい?そう言えばマジ切れの話まで聞いてないやないかーい!?お前らの出会い話で終わってるやないかーっ!!余計な話で終わらせるなやーっ!!」
「あーんっ!?松永くーんにはお富と私から話をしたことあるんで知ってますーっ!!」
「じゃあ松永から聞くわ!!おめぇ話が脱線し過ぎて長ぇーんだよっ!!」
「ひどぉーいっ!!でも怒る長野くーんも素敵よーっ!!こうやって二人でケーキ食べながら痴話げんかだなんてーっ!!やだーんっ!!」
「勝手に俺とお前が付き合ってることにしてんじゃねーっ!!はよ食えやお前それ何個目だよ!?俺はお前の食べた分の金払わんけんな!!俺たちが買い物せんで喫茶店で時間潰して甘いもん食ってただけでしたってバレたら松永にバリ切れられるやろーがっ!!急げ!!」
モリクミど突いてケーキ食わせてリックス回収して急いでスーパー行って頼まれてた買い物して松永たちと合流した
夕飯作るの手伝って飯食って風呂入って部屋戻った時にモリクミの話を松永に言ってその後を松永の口から聞いた
「ふーん。そんな話してたんだ?モリクミ先輩も説明難しくて困っちゃうだろうね」
松永が笑ってそげん言った
「俺よー分からんけど鎌やんどーなってるん?モリクミの説明やとよー分からんやった」
「前ね鎌田先輩言ってた。昆虫みたいに生まれたかった。卵で生まれたかったって」
「へ?」
「どういう意味でそんなこと言ったか分かる?」
「分からん。相変わらず鎌やんの頭が分からん」
「人間だと誰かの保護がないと生まれてから生きていけないでしょ?哺乳類だとね。でも昆虫の卵みたいな生まれ方だったら全部自力、卵の殻を割れなかったらそこでアウト、殻を割ってもそこから親と別れて自分でエサを探したり共食いしたり、他の外敵に食われたりってこともある。それでもいいから自分一人の力で生きて行く、そんな生き方だったらいいのにってことね」
「なんじゃそりゃ!?」
「鎌田先輩はそんな世界を望んだのかもね」
「どうして?」
「誰も鎌田先輩のこと理解出来ないからだよ。鎌田先輩の言葉が理解出来ない」
「モリクミもそげん言いよった」
「うん。みんなよりも、ううん。多分今社会で通用している常識よりも真理に近いことを知ってるからだと思う。うーん例えが難しい。例えば昔は天動説が信じられてたけど今なら地動説だってみんな知ってるよね?」
「そうやね」
「みんなが天動説って言ってた時に地動説を唱えてバカにされていた人が鎌田先輩の立ち位置なの。鎌田先輩の話す言葉が誰にも理解出来ない。でも鎌田先輩が本気を出せば相手の人の考えや思考、ヘタすると性格まで変えられる言葉を選んで出すことが出来るのね。でもそれはしないの」
「鎌やんが!?」
そげん頭がいいんか?ヘラヘラしとるだけやーん!?
「どうしてか分かる?鎌田先輩は理解されないことに慣れてしまっちゃったんだと思う。諦めちゃったんだろーね、誰にも理解されないって悲しいことなんだろうけどそれすらもう思わなくなったんだと思うよ。小さい時からそうなんじゃない?水素の性質を利用した自動車なんて幼稚園の頃には僕頭の中で図面引いてたけどなーって言ってた。幼稚園で考えたりしないでしょwwww誰も理解してくれなかったって言ってたけど理解されないよ」
「神童やないか....」
「だと思うよ。今でもそう。だけど理解されないからめんどくさくて言わないだけ」
「モリクミが松永は理解出来る言うてたよ?」
「理解出来るんじゃないよ。かろうじてついていけるだけ」
「それもすごいことやろ」
「違うよ。全然違う」
松永がブンブンって頭振った。可愛かった
「僕は世間のこと知らずに生きて来たじゃない?テレビも見ないで本だけ読んで人とも関わらないで生活してたから」
「やけんなに?」
「だから鎌田先輩の言葉を頭からおかしいとは思わないの。みんなは鎌田先輩がおかしいこと言いだしたとか思うけど僕はそうかもね?って思っちゃうんだよね。本から得た情報があったりするから。でも鎌田先輩こういう時はどうでしょう?って変な考えや意見をつい言っちゃうの。その時の話題の分野とは違う分野から話を持って来たりね、僕は鎌田先輩みたいに頭がいいんじゃなくて知らないことが多いよ。だから質問するわけ。僕も先輩と話をしている時はおかしいこと言ってると思うよ」
質問するっつーことは鎌やんの言ってることが理解出来てるってことですげーことなんじゃねーの?と思ったけど松永が「僕はすごいんじゃなくて知らないから質問するの」って言い張るけんそういうことにした
「鎌やんのすごいのは分かったけどなしてあの3人喧嘩したん?モリクミが松永なら知っとる言ってたけど」
「ああ。なんかね、3人で園芸部で飲んでた時に鎌田先輩がお富さんを攻撃したんだって」
「攻撃?」
「そう。前後の会話が分からないけど鎌田先輩が何か気に障ることがあったのかもね。お富さんにカメラのファインダーからしかのぞいた世界でしか回りと関係を持てないのかい?みたいなこと言ったんじゃないかな?」
「どういうこと?」
「うーん.......これ言ってもいいのかな。本人いないのに」
松永が悩んでうーん、うーん言ってた。んで、本人の了解得ないと勝手にしゃべるの悪いってなっとったけどモリクミから松永から聞けって言われたってもう1回言って重い口開いた
「お富さんも......ってみんなだけど心の闇っていうかあると思うんよね。誰だってそう。鎌田先輩はお富さんの心の闇を分かっててそんな風に言ったんじゃないかな?お富さんがすごい動揺してたらしいから。モリクミ先輩もその場でお富さんの気持ちに気付いて切れたみたい。鎌田先輩が分かっててやってるってイラッてしたって」
「お富さんそげん悩みあるよーには見えんけどなぁ」
「あると思うよ。お富さんもモリクミ先輩も鎌田先輩も。3人闇が深そう。だからみんな近しい人になったんじゃない?」
かもなぁ。あいつら今まで会ったやつらん中でバリ強烈なキャラやしな
「3人の関係ってジャンケンに似てる。お富さんはどちらかと言うと鎌田先輩に弱い。お富さんはモリクミ先輩には強い。モリクミ先輩は鎌田先輩には強い。3人いい均衡取れてるんだよね。面白い」
あんま思ったことないけどそうなのか
「で、モリクミ先輩が切れて鎌田先輩も切れて大げんかしたんだって。モリクミ先輩にとってお富さんは初めてに近い親しい友人で、鎌田先輩のイジワルな意図に気付いて守ろうとしたんだろうね」
モリクミがマジ切れして鎌やんとバトル繰り広げて大変やったらしいんやけどそん時お富さん止めようとしたんやて。やけど頭に血がのぼった二人全然制止を聞かんけんお富さんがブチ切れて園芸部のテーブル叩き割ったらしい。お富さんも切れると馬鹿力出すらしいけんなぁ
「修羅場やないか.....お富さんキレたらモリクミより力強いんやろ?」
「うん。部室がすごいことになったらしいけどそこで喧嘩止まってお富さんが言ったんだって」
「なんて?」
「カメラからのぞく世界でしか生きてたくないけどそれの何が悪いの?って。鎌田先輩だって同じようなもんでしょ?みたいなことを言ったって聞いた。お富さんも鎌田先輩の闇に気付いてたんだろうね」
「怖ぇー」
「うん。その場にいなくて1年後に入学してよかったって思う。想像つくもん。それからは鎌田先輩大人しくなった、ううん、それからはモリクミ先輩とお富さんには何もしなくなったみたい。怖くて、じゃないよ。鎌田先輩も理解してる人がいたって思えたんじゃないかな?だから仲悪そうで仲いいんだよね」
モリクミとこの前喧嘩した時、モリクミの言葉に過剰に鎌やんが反応しとったのはそういうことかね?
鎌やんもヘラヘラしとるけどいろいろあったんかねーと思った
「鎌やん、俺と松永は特別ー言いよったけど愛されてもなぁ。鎌やん俺たちと寝てみたいとか前言いよったけどシャレならんwwww」
「特別.......それ違うよ。おもちゃに近い感覚なんじゃない?鎌田先輩にとって僕たちは面白いおもちゃがあった位だと思うよ」
「おいおい.......鎌やんもやべーやつな感じやん」
「だから前から言ってるやん。みんなやばいんだってwwww付き合える僕もやばいんだろうけどね。でも居心地いいんだ。たまに騒々しくて疲れるけど。これがいいことなのか悪いことなのかは今は分からない」
「そっかー」
「鎌田先輩が社会に紛れて普通に生きていることが僕は時々怖くなる。そんな人だよ」
怖いねぇ?俺には馬鹿面してヘラヘラしてるとしか思ってなかった
「一度鎌田先輩とじっくり話をしてみるといいよ頭が混乱するから」
「それいつものことやんwwww」
「鎌田先輩長野のこと気に入ってるみたいだから長野には分かる所まで降りて来て話してくれるよ?先輩の話役に立つよ。僕たちには変にどうかしてやろうとは思ってなさそうだから大丈夫」
「あー。そげんことはどーでもいいや。鎌やんの話はもう飽きた。エッチしよーぜ」
「おぃ」
鎌やんの話とか頭いいとかほんとどうでもいいwwww
俺はエッチがしたくて仕方ない。毎日でもいちゃつきたい。飽きないのか?ってやつらは言うけどエッチに慣れてしまった。んーエッチするのが当たり前って言うか。ないとつまんねーなって寝る前に思うんよね
松永はたんぱくみたいでエッチを松永から求めることはまずない。「しょーがないなー」って感じで求めに応じてくれるけどやってる時はちゃんと俺と抱き合ってくれる。長いから途中から「まだかな」と「はよイけ」催促はあるけどね
「松永元気ないやん」
松永のパジャマの上から股間さすさすしよったけど元気にならん
「疲れたからね......」
「俺のバリ元気なんだが」
松永の手取って俺の股間に触らせる
「いつも通りやね.....」
「松永のも勃たんとつまらんよ」
「はぁー。キスしよう。キスするとそうなるよ」
「おけ」
キスは好きでスイッチが入るんやろね。大体今までもそんなエッチの流れな気がする。キスして舌レロレロしてたら松永の息子さんがやる気スイッチ出してくれる。キスしてる時は松永目開けたまんまが多い
「目つぶってくれよwwww」
「長野がどんな顔してるのか気になるっちゃもん」
キスしてる時俺もたまにうっすら目開けると松永がガン見したまま舌レロレロし合ってるけんそん時だけは目を閉じてくれって言うんやけどね。目が寄り目になるやん
「なんで?」
「目が見えんくなった時にもっと見てればよかったって後悔したくないけんね」
「大丈夫って。見えんくならんよ」
「そうだといいな」
キスする時目を閉じるってーの知らんかっただけって今までは思っとったけど松永の中では意味はあった
んよね
「それに必死に舌レロレロして目をつぶってる時の長野の顔面白いwww」
「おいwwww」
松永寝かせてパジャマ脱がせて俺も脱いで裸で抱き合う。そん頃もう寒かったけん抱き合うと松永の体温があったけーって気持ちいいんやけどきつく抱き締めると松永が苦しむけん優しく背中の下に腕回して抱き締めて上になった
「俺たちバリエッチして来たけどどん位したんやろね?」
「数えるのが不毛な位にね。数えきれないよ」
「んだな。松永全然体型変わらんけん助かるよ」
「なんで?」
「俺の好きな体型と外見維持してくれてるけんね」
「そう?僕は大人になったなぁ老けたなぁって思うけどね」
「お前俺たちの年齢のやつらと比べて見たことあるん?お前どー見ても若かろーが。お前制服着たら高校生で通じるぞ。」
「長野はうーん。身長さらに伸びてマッチョになったね」
「嫌なん?」
「ううん。男らしくていいなーって思う。食べ物気をつけたり毎日運動してるからバリ筋肉だらけの体で羨ましいなって思う」
「松永は俺みたいな体が好きなん?」
「うーん?長野とエッチ始めてからこういう体と抱き合うのに慣れてしまったけんやない?うん、好きだと思う。気持ちいいし。ぎゅってされると安心感あるね」
「そかそか。気持ちよくなろ」
松永の体隅々まで舐めてお互いにしゃぶり合ってそれだけでイッてしまうとつまらんけんお互いがイきそうになると止めてを繰り返した
「またこの流れか.....はよイってよ」
「駄目って。最後松永の中を犯すというクライマックスがだな」
「イく時どげん状態でも同じで別に僕を犯そうとかしなくてもいいだろう!!」
「分かってねーなー。同じじゃないんだなー」
松永の中に入るのがいいんじゃねーか。タチにしか分からんかな
俺の上に座らせて松永の腰に手を回して揺らした。対面座位ってやつやね
俺の首に手を回して揺らされてあえいどる松永の顔見て元気な松永の息子さん見て「おー痛がってない。気持ちいいんやねー」と思って俺もエロに集中出来た。痛がってると思いきったことも出来んけんエロ要素薄れるけんね
その体勢から俺がベッドに寝そべって松永上にして俺に抱きつかせて腰振り続けた。対面座位って疲れるし思ったように腰動かせんけん対面座位でイくことあんまないかな
抱きつく松永にキスしながら腰振ってると
「長野手動かさんで。イきそうって」
「俺いつでもイけるよ。イっとく?」
「もういいよ。イこうよ」
「分かった」
片手で松永の息子さん上下運動しながら腰振りよったけど俺も我慢してたんで今回もほぼ同時にイった。ゲイなら分かるやろーけど同時にイくってゲイやとかなり珍しいんよね。アニメとか同人誌ならよー書いてるけどリアルでは滅多にねーよ。俺らよー同時イきやれるけどそんだけエッチの相性バッチリなんやろーって思う
「気持ちよかった?」
「うん。気持ちよかったけど疲れた」
「すまんね、はよ寝よう」
「うん。シャワー浴びたいんやけど」
「いいよ。一緒浴びよ」
シャワー浴びてベッド二人で入ったら即寝落ちした。んで次の日ドアドンで起こされた
「ううっ。最近このパターン多くない?」
「やな.....またドアドンで俺たち起こされるんか」
「長野が素直に寝させてくれんけんよ.......」
二人共裸で抱き合って寝とったけん
「すぐ行くけんドアドンやめろやうるせぇえええんだよ!!」
って遅れて起きたの俺らやのに逆ギレしてやつらを下に行かせた
「ふぁぁああああー眠い.......」
「眠ぃ......俺ら連休中だよな?」
「だよ。もー休んだ気がせんっちゃけど」
「んだな。なんで俺らここにいるん?」
松永と俺裸でベッドの上で眠くてボケーっとしとったた。なしてシルバーウィークあいつらと過ごさないかんの?って考えが俺と松永の頭に浮かんでしまって朝からげんなりしてた
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