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Lie
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「まあ誰でもいいやー楽しそうだねー俺も混ぜてよー」
俺の隣にどかりと座り込んだこいつの図々しさに呆れつつ俺はちらりと甲斐田を見た。
甲斐田は静かな面立ちを崩さない。何故鳴り響いたのか気づいているようで気づいていないのかもしれない。どうかそのまま気づかず放置しておいてくれ。
「仕方がありませんね。貴方にも手伝って貰いましょうか。いい実験体ですね」
「そんでなにするのー?坊ちゃんに質問して嘘かどうか反応見ればいいのかなー?」
物分かりがいい赤松は既に手順を理解しているようだった。
雰囲気でそれを掴んだのなら、なかなか空気が読めるやつだと思う。掛け算も出来ねえくせに生意気な!
「そうですね。あまり曖昧な質問は避けてくださればそれで」
「んーそうかーわかったよーんじゃー坊ちゃんにしつもーん」
「おうなんだ」
まあこんな脳みそ空っぽの奴なら大したもんも聞かれないだろう。
高をくくって椅子にふんぞり返りコーラを飲むと、さっそく赤松が口を動かした。
「今日何色のパンツ履いてるの?」
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