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Lie
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何で俺を挟んでパンツ談議してんだこいつら。
高校生いる中でする話じゃねえだろ!
ナチュラルな嫌がらせだぞ。地味めだけど結構これ精神的にくるぞなんだこれ!
ニヤニヤと赤松が浮かべている笑顔は、さっきまで俺が浮かべていた笑顔のはずなのに。勝利を確信して相手を見下す態度を見て、俺は確信した。
自分で自分を追い詰めただけだった。なんて失態だよ!
こいつらにとってパンツの柄や色を詳細に訊かれるのはたいしたことじゃないんだ。
昨日の晩御飯を答えるかのようなよどみない口調と言動。
俺が嫌なことでもこいつたちにとったらそうではない。
この二人の変態度を舐めていた。
高校生と成人済みのセクハラに対する解釈の違いに大きな誤差があったことに俺はやっと気づいたのだ。
何故か俺が恥ずかしくなってくる。こんなつもりじゃなかったんだ畜生!
「あっおっおおおお俺!用事思い出した!じゃじゃあな!」
この空気に耐え切れず外へ飛び出す。何で普通にパンツの話とかできんだよ!
恥ずかしくないのか!?俺には到底理解できない!
嘘発見器の存在なんてすっかり頭から抜けていた。見事な返り討ちになったショックの性だと思う。あんな機械ぶっ壊れちゃえばいいんだ実用性なんてどうせ幅広くないんだろうから!
嘘すらつかせてくれないだなんて、意地悪な大人たちだよな!
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