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エル side
「 それでは、模擬戦第一回戦……初めっ!! 」
始まりの合図が響く。
俺達は二回戦なので今回は観戦側に回った。
最初のペアはライフルと刀、
もう片方は2人とも小銃を用いていた。
基本何を使ってもいいとされているので、
自分の使いやすい武器を使えばいい。
勿論ゴム弾だ。
小銃のチームは連携が取れているが、
もう片方のチームはほぼ初対面なのか、
中々連携が取れていないようだった。
そもそも刀の振りが大きく無駄な動きが多いので、直ぐに死角や隙を狙われていた。
勝利条件は相手のバッチを破壊する事。
制限時間は無く、バッチが破壊されるか相手が降参するまで続けられる。
ア「 流石リューク兄弟。実技10位以内の実力やな。」
ソ「 確かにね。動きに無駄が無いし、しっかり連携も取れてる。」
「 ……。」
リューク兄弟というのは、この学園で言わずと知れた双子で、どちらも戦闘技術においては群を抜いている。
周りに興味が無い俺でもそれくらいは知っている。あいつらは学園の実技試験で10位以内に入る程の実力者だ。個人個人の実力も確かなものだが、連携もとれるとなると俺達でさえ勝てるかどうか怪しい所だ。
予想通り、といったところか。
一回戦はリューク兄弟が勝利を収め、
二回戦の俺達に順番が回ってきた。
ソ「 さ〜て、行こっか! 」
ア「 おーおー、頑張れよー。」
いつの間にか隣に来ていたアレクが俺の肩を叩く。心配しなくても秒で勝ってやる。
ソラが今回使う武器は弓。
いつものライフルじゃないのかと聞いたら、
弓の練習がしたいし、第一模擬戦のフィールドじゃ狭いから、らしい。模擬戦で武器の練習をするなんて、余程自分の実力に自信がなければできない。大したものだと俺でも思う。
因みに俺が使う武器はダガー二本。
機動力を重視するため、重いのは苦手だ。
それをこの間ソラに言ったところ、
ソ「 だから狙撃上手くならないんだよ? 」
と満面の笑みで言われた。
返す言葉も御座いません。
「 ……秒で終わらせる。」
ア「 当たり前でしょ?俺らに勝てる奴なんていないって! 」
「 はっ、どーだか。」
軽く言ってくれる。
幸い、授業に出ていないからか、
俺の実力は知られていないも同然だ。
少なくとも俺は相手から舐められているだろう。
今回の相手はそこそこの実力者……のようだ。
アレク情報だから無いとも言えないのが難点だけどな。
「 それでは第二回戦。よーい、初め!! 」
合図と同時に間合いを詰めてくる相手。
生憎相手の武器も短刀だ。一気に詰めて早々に俺をやるつもりなのだろう。
「 そう上手くいくと思うなよ…! 」
「 !? 」
一度後ろへ下がり、相手の持っていた短刀を弾き飛ばすように腕を振り上げる。敢えて振りを大きくする事で相手に隙が生まれやすくなるからだ。
大きく振り上げたところで、後ろから援護が入る。勢いよく放たれた弓は、綺麗に相手の眉間にヒットした。
「 ナイスAIM、」
ソ「 いやぁ、それほどでも。」
ふふん、と胸を張るソラ。少しムカつくが実力は確かだ。後1人。次はどうしようか。
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短い……あの、はい。
力尽きました。ごめんなさい( 土下座 )
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