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2人でベッドに横になり、寄り添ってうつらうつらしていた。
いつまでもこうしていたいが、そろそろ柳が帰ってくる時間だ。
また鉢合わせさせるわけには行かない…。
久弥も同じ事を思っていたらしく、口を開いた。
「樹さん、そろそろ…」
「うん。
俺も、久弥のアパートに行っていい?」
せっかくの久弥の誕生日。
一日中一緒にいたいと甘えてみると、
「はい。じゃあ、一緒に行きましょうか?」
なんて言ってくれるから、幸せで久弥の額にキスをした。
ーーーーーヴーッヴーッヴーッーーーーー
途端、俺のスマホが着信を告げた。
もちろん、それを無視して久弥の髪を撫でていたが、確認した方が良いのではと言われ、渋々スマホに手を伸ばす。
しかし、いざ画面を確認すると、そこには思ってもいなかった嬉しい事が書かれていた。
嬉しさに笑みが止まらない。
返信しようとすると、久弥が不安げに俺を見つめていた。
メールに嫉妬なんて、可愛い。
手早く返信を済ませ、グリグリと眉間のしわを伸ばす。
「久弥~?
やっぱり、久弥のアパートに行くの、無し」
「……ぇ…っ…?」
傷付いた表情の久弥に、笑顔のままスマホの画面を向ける。
――――――――
from:本宮柳
title:non title
《本文》
休憩中~♪
終わったら、今日は母さんトコに泊まるから~。
明日の昼過ぎに帰る。
おれは華と遊んでくるから、オヤジは“ひさや”とアソんでていいよ(。-∀-) ニヒ♪
――――――――
「…え…?」
「柳、帰って来ないって。
だから、久弥もウチに泊まって?
明日は式場に行きがてら、アパートに送るから」
ぎゅっと抱き締め、
「せっかく“アソんでていいよ”って書いてあるし、アソぼうか~?」
からかうように、告げると久弥は顔を真っ赤しながらも、抵抗しなかった。
2人で、シャワーを浴びる。
これからの行為を受け入れてくれるであろう久弥の全身を、愛撫するように丁寧に洗った。
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