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2話 すべての原因①*
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「いや、だからね、もう働いて返すような額じゃないの?ちゃんと返してもらえないならこっちにも考えがあるんだよ」
「……な、なにを…」
頭を下げて何度お願いしても田嶋という目の前の男は譲歩してくれなかった。たしかに700万なんて簡単に返せる額じゃないのは分かりきってる。でもオレは親父のためにも一線を越えたくない。だけど田嶋は許してくれずオレにの境界線を越えろと言ってきた
「裸になれ」
「な、んで…」
「は?言わんでも分かるだろ?ああするんや」
「っ……オレは、男で」
「んなもん知っとるわ!はよ脱げや!」
裸になれといわれてすぐに脱げるわけが無い。人前で裸になるのは部活で着替えるから慣れている。けれど場所や状況が違いすぎる。しかも田嶋はあごを横に振ってオレにこれからアレをさせると言った
「ぁああん!!……もう…やめてっぇぇ…」
「黙って喘げや!もうヤリマンなんだからちんぽぶち込まれてアンアン啼いてろ!」
「んやっぁあ!!…ひろげ、やっぁあぁ!!」
「オレの自慢のデカマラが入ったな!おまんこ拡張できたな!」
セックスをするということだ。男同士なんてゲイとやっていろといいたいけど、今のオレにそんなこと言う勇気なんてない。男同士でセックスなんておかしいだろうと思っている。だって母親が腹痛めて産んでくれたのになんで同性を好きになるのか分からなかい。親不孝者としか思っていない。だが今オレに男とセックスをさせられることに恐怖を感じている。こんなことならはじめからゲイだったほうが幾分か楽だったかもしれない。男としてのプライドが少しの傷で済むから
「はよ脱げ!」
「まっ、脱ぐ!脱ぐから離してくれ!」
忙しい田嶋は怒鳴り催促してきた。すると周りの男がオレを掴んで服を脱がそうとしてくる。誰かにされるのは本当にレイプされているようで怖くなり、せめて自分で脱いで傷を浅くしたかった。なんとか自由になったオレはホックを外しボタンも外していくが、ゆっくりやっているのが気に食わなかったのか男達が近づいた
オレは慌てて部活で急いで着替えるときのようにボタンを外したら後はTシャツごとまとめて脱いだ。袖も裏返っているが気にしている暇なんてなかった。ベルトも外したらパンツごと下ろし、ソックスも指で引っ掛けて脱ぐ
「手で隠すな」
「っっ」
「おいおい、男とするのが好きなんか?勃起して」
「違う!」
顔や手はこんがりと日に焼け二の腕のところはあとがうっすらと。今は寒いので長袖のアンダーを着ているから手首辺りの日焼けが濃い。まさに球児とも言える肌色だった。それに肉体には密かに自身があり、ほんとうなら捕手としては太くないといけないんだけど毎日の食事がそこまで多くないから投手と変わらないくらいの筋肉しかない。捕手らしいというならデカイ尻くらいだ
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