アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
15、主人の秘密 真人side
-
昼頃、梓馬様から連絡が来た。
内容は『夕方に学校の校門前に来て欲しい』とのことだ。
俺に紹介したいご友人がいらっしゃるのだとか。
ご友人を紹介して頂けるのは、信頼されている証だろう。とても嬉しいことであり、光栄なことだ。
家政婦たちと昼食を食べた俺は、梓馬様からの連絡を皆に伝えた。
「かしこまりました、雪見さん」
「珍しいですね、梓馬様がご友人を紹介なさるだなんて」
「そうなのですか?」
「はい。和人様には友人ができたとだけ仰ったそうですし、私たち使用人にもそれだけです」
「そうでしたか」
梓馬様は余程、俺の事を信頼し慕って頂いているようだ。
俺は執事の仕事を始め、夕方になるまで頑張った。
「雪見さんって、イケメンだと思わない?」
「まぁ確かにイケメンかもね(笑)」
「私、雪見さん、タイプかも(笑)」
「え〜!あなたじゃ無理よ、雪見さんは私と付き合ってもらうんだから〜」
「あんたには言われたくない!」
「っ、あ、あなたねぇ!」
「何をしているんですか。ちゃんと仕事をしてください」
「あっ、はい〜♡申し訳ございません」
「ったく…あんたったら」
俺は家政婦たちにモテモテらしい。
でも俺は…。
部屋で仕事をしたり別院内の見回りをしているうちに4時間が経ち、夕方になった。
俺は家政婦たちに一声かけ、別院を出た。
そして車を手配し乗車、梓馬様が通われている学校に向かう。
数十分後、校門に着いた。
俺は車を停めて、梓馬様が学校から出てこられるのを待った。
そして数分後、梓馬様が来られた。
「梓馬様おかえりなさいませ」
「ただいま。ごめんね、電話で呼び出して」
「いえ、お気になさらず。こちらの方は梓馬様が仰っていたご友人の方ですか?」
「うん、そうだよ。瑞貴」
「はーい。初めまして。俺は赤羽瑞貴、よろしく!梓馬の友達だ。お前が梓馬の執事?」
「えぇ。お初にお目にかかります、私、梓馬様専属の執事をさせて頂いております、名を雪見と申します」
「雪見かぁ、かっこいいじゃん」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
「どう?雪見。僕の友人は」
「…えぇ、とてもお優しそうなご友人ですね」
「でしょ?僕が鷺宮の息子ってこととか、全部知ってくれてるんだ」
「そうだったのですね。梓馬様を今後ともよろしくお願い致します」
「いやいや(笑)それはこっちのセリフ(笑)学校のことは俺に任せて。家のこととか、アレのことは雪見に任せるよ」
「アレとは…」
「あ、アレだよ雪見。夜やってくれてる…」
「あぁ、アレですね。はい、お任せください」
「じゃあ、そろそろ帰るか。梓馬、また明日な」
「うん〜、また明日」
「雪見もまたな!」
「えぇ、また」
赤羽瑞貴様。俺のご主人様のご友人の名前。
覚えておこう。
「ありがとね、雪見」
「いえいえ。私を信頼して頂いている証ですし、とても嬉しいです」
「うん。僕は雪見のこと信頼してるよ。…好きだから」
「梓馬様?」
「あっ、ごめん。帰ろっか」
「かしこまりました」
ボソッと何かを仰ったようだが、聞こえなかった。
俺は梓馬様を車に乗せて屋敷に帰った。
「雪見、夕食が終わったら部屋に来て欲しい」
「かしこまりました」
きっとアレのためだろう。
夕食を終えた俺は梓馬様のお部屋に向かった。
「雪見、今日はいきなりでいいからここ触って?」
「かしこまりました。…おや、濡れていますね」
「…んん、ご、めん…」
「どうして謝られるのですか?」
「っ、んん、あの、ね…実は…クラスメイトにも、僕の、んん、体を、んん、抱かせてるんだ、んん」
「っ、この綺麗なお体をですか?」
「う、うん…。雪見に言っておきたくて…ごめんね、こんなタイミングで…」
「い、いえ。とんでもございません。今は…ここをいじめて差し上げます」
「んんっ、んん、あっあっ、んん」
梓馬様は、俺だけではなくクラスメイトにもこうやってさせている?これは俺の仕事だよな…?
俺が執事になる前から、抱かせていたということか…?ならどうして、俺にもして欲しいと仰ったのだ?
…そ、そういえば…和人様が確か
『梓馬は寂しいんだよ。その寂しさを紛らわすために…あんなことを』
と仰っていたな。
…あんなことって、この事だったのか!?
「んん、あっあっ、そこっ、んん…んん」
「気持ち良くなってください、梓馬様」
「う、んっ!!気持ちいい、よっ!んん、んんあっあっ……」
「っ、こうして……」
「あっんん、それ、んん、いいよぉ、いい、いぃ……」
「イッてください」
「うんっ、んん、んんああっあっぁ、イク、イクっんんんん!!!」
「はぁはぁ……沢山濡れましたね。湯浴みの準備をして参ります」
「うん、お願い…はぁはぁ…」
これは俺の仕事だと思っていた。執事としての仕事だ、と。だが梓馬様は、クラスメイトにも抱かせていた。
…梓馬様、このような事は俺の仕事です。
どうか、俺に任せてください。
必ず、梓馬様を満足させて見せます。
寂しくならないように、梓馬様の寂しさを取り除いて差し上げます。
ですから…俺に任せて頂けませんか…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 24