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もしもの話
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「俺が浮気したらどうする?」
カノルは両脚にぬるい気だるさを感じながら布団に包まっていた。
「それは、どういう意味だ。」
横にいたドストミウルは体を起こし、不満そうな声でこちらを見ながらそう言った。
「してないよもちろん。でもさ、もししたらアンタは俺の事どうするのかなって。浮気相手を殺すか、俺を殺すか...それとも何もしない?」
目を細めてそう言うとドストミウルはしばらく無言でいた。
「相手は殺そう。君の事は...」
「後ろめたい事考えてても言ってよ、俺はそれが聞きたい。」
ドストミウルは横になると、俺と目線を合わせて細い指で頬を撫でた。
「君を監禁する。」
「手枷と首輪でも付ける?」
「それは君の反応次第だが、私のものだと再自覚してくれる迄身体に教え込む。」
「毎日?」
「日で区切る必要は無い、君が理解するまで何度も。」
「ははっ」
カノルは少し眠たそうにしながらも嬉しそうに笑った。
「悪くないかもね。」
ドストミウルに身体を寄せると、その口元にうねる無数の舌のひとつを舐めるようにキスをする。
「もう一回する?」
「君が私のものと言うことを自覚したいなら」
ドストミウルは今一度愛しい人の身体を包むように覆いかぶさった。
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