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あの人達にとって僕はなんだろう?
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僕は今年の春からストーカーにあっている、こんな平凡な僕をストーキングしてなんになるんだろ?実害がないからどうしようもないけど。
「ただいま。」
ピロン
『おかえり、今日はいいことあった?』
毎日くるストーカーからのメール。最早慣れてしまった。
さっき自分で平凡と言ったけど平凡とは言えないと思う。
制服から学校ジャージに着替えてシャツと母さんが溜め込んでる洗濯物を洗濯機に入れ、洗濯機を回した。生活力の無い母さんは家事も何もかも自分でやらない。父さんがいた頃は父さんが家事をしてたけど父さんは母さんと離婚してしまった。母さんはよく男漁りをしている。そのせいで帰りが遅くなることもあれば2、3日程帰ってこないこともあった。そのせいで僕はバイトと家事をしなければならなくなった。幸い帰宅部なので沢山バイトが出来る。思っといてなんだけど“幸い”では無いよな…
ピーピーピー
「ぁ、洗濯終わった…」
考え事してたら洗濯が終わってた。なんてタイムロスをしてしまったんだ…この時間で宿題と夕飯出来てたぞ…
なんて思いながらテキパキ洗濯物を干し終える。
母さんは気が短くて怒りっぽい。だからテストもいい点を取らないといけない。でも僕にはそんな脳が無いからいつも平均点かそれより少し高いくらいしか取れなかった。
その度母さんに殴られたりしてる。他にも男に捨てられたら僕に当たったりする。なんで僕が?そんなのは知らない。ただそこに僕がいた、それだけだと思う。
宿題と夕飯を終え、僕は寝る。
明日が憂鬱だ。またいじめられる。
母さんにとって僕はなんだろう?
父さんにとって僕はなんだろう?
ストーカーにとって僕はなんだろう?
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