アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お昼
-
「ハンバーグ!ハンバーグ!」
歌いながら食堂まで移動した。
「はるちゃんは歌も好きなんね。」
悠が僕の頭を撫でた。
「もー!悠はすぐに僕を子ども扱いするんだから!」
「してないよ!」
「してるもん!」
「はる、いじけてたら悠は友達多いから一緒に食べてくれないぞ。」
「やだっ!悠は僕のなのに〜!」
「ちょっと待て!春陽と悠はそういう関係なのか?抜け駆けなしって言ったのに!悠〜!!」
「そう意味じゃないと思うけど?な?はる。」
「そういう関係って?そういう意味って?何?」
「ほらね、はるちゃんがそそっかしい発言するから。」
「ん?何がどうなったの?僕何か言った?そそっかしいって?」
「それよりハンバーグ食おうぜ!」
「あ!!ハンバーグ〜。」
「俺が並んでくるからお前らは席取っとけ。」
「さすが大知だね!カッコいい!」
「はるちゃん、大知だけ?」
「えっ?」
悠の顔がどんどん近づいてきてもう目の前だ。
キスしそう。
「ストーップ!!」
心が大きな声を出したおかげで我に帰った。
「ゆっ、悠!人前でそういうことしないでよ!」
「人前じゃなかったらいいんだ。」
「そっそうじゃなくて…。」
「大知だけじゃなくて俺もかっこいいでしょ。」
そんな真顔で見つめられたら恥ずかしいのに。
「うん…うん。」
「二人とも俺の存在忘れてるだろ。」
心がいじけてしまった。
「お前ら何してんだ。人が並んで取ってきてやったのに席もないのか。」
「ごめんなさい…でも座れそうだよ。」
みんなで並んでハンバーグを食べた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 58