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初夜
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「おまたせ〜〜。」
「心、悠!遅かったね。大知着替え終わるって!」
「荷物ちょうだい。」
荷物を持ってきてくれた悠に手を伸ばした。
「いいよ、俺が持つから。その代わりはるちゃんの手貸して?」
「っは!恥ずかしいよ…。」
いつも勝手に握ってくるのに面と向かって言われると照れて顔が熱くなる。
「はるちゃん、ダメ?」
「ん〜ダメじゃない。」
恥ずかしいけど嬉しくて悠の手をギュッと握った。
「待たせた。行くぞ。」
いつもなら部活終わりは気怠そうに歩く大知がサッサと前を行く。
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