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初夜
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「大知歩くの早い!なんで急ぐの?」
「急がないとはると晩飯食えない。」
「え?なんで?」
「いいから急げって。悠!わざとゆっくり歩くなって!」
「たまにはいいじゃん。それに大知は諦めたら?」
今日の夜を邪魔されないようにせっかく竜が動いてくれてるのだ。それに大知と竜も2人っきりで話すのは久しぶりだろうし、これは善意だ。と自分に言い聞かせる。
急ぐ大知とゆっくり歩く悠とはるひ。その間を面白そうに歩く心。やっとの思いで食堂に着いた。
「おっ、4人さんお揃いで。」
「あっ!竜くん!一緒に食べる?」
「いや、もう食べ終わったところ。大知が来るの待ってただけだから。ありがとう、春陽ちゃん。」
「そっか!また明日教室でね!」
「大知、ご飯食べたら俺の部屋な。」
「わかってるから。いちいちうるさい。」
「大知ダメだよ!竜くんは委員長なんだからちゃんと言うこと聞かないと!」
何も分からずに、とりあえず大知をしかる。
「はぁ…。そうだな。」
「わかればよろしい!!」
いつも怒られる側だから大知が反省しているのを見てニヤニヤしてしまう。
僕も3人みたいに大人っぽくなったかな?
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