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「柚希さんって身長高いですよね。なんセンチくらいあるんですか?」
「んー……高校んとき図ったきりだから192くらい」
「もう少しで2m行くじゃないですか…」
洗うために座っていてもやはりデカイ。
足も曲げているのにもて余している気がする。
「みんなイケメンばっかでいいな…」
「秋クンも格好いいよ」
「皆には劣るんですよ」
そんな会話をしながら交互に洗っていく。
「秋クンさ、いつも首輪付けてるのってひろさんの趣味?」
「……最初はそうでしたけど、今は俺の意思で付けてます」
「そっか。なんか安心した」
「え?」
「ひろさんって凄く束縛強そうじゃん。好きなのに辛い思いしてないかなって」
言われてみれば辛いこともあったかもしれない。
でも俺の最愛の人は変わらない。
ひろとさんだけだ。
「大丈夫ですよ。それより柚希さん湯立っちゃいますし、先に出てても大丈夫ですよ」
すると立ち上がり、湯船から出た。
風呂から上がる間際、頭を乱暴にわしゃわしゃと撫でられた。
「いつでも相談して」
そう言って浴室を出ていった。
(さらっと言えるの格好いいっ…モテるだろーなー…)
そうぐるぐると考えているうちに、少しゆでダコ状態になりながら浴室からでた。
「もー柚希。ちゃんと髪の毛拭かないと風邪引いちゃうでしょ」
リビングの方からそんな声が聞こえる。
「ふふ、お母さんみたい」
「秋君?聞こえてるよ?」
どうやら聞こえてたようだ。
ドライヤーの音が聞こえ始め、きっと乾かしてもらっているんだろうと想像した。
(膝だちかな)
想像して少し笑みが零れた。
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