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「秋。朝だよ」
ひろとさんの声に起こされ、目が覚める。
「今日は沢山いちゃいちゃしようね」
朝から耳打ちでそんなことを言われては、目が覚めないわけがない。
「俺は…今からでも…いい…けど……//」
きっと顔は真っ赤になっていることだろう。
「ふふふ。朝ご飯食べたら可愛がってあげる」
「ラブラブだねぇ」
「うわっ…いつの間に…」
ソファーの後ろで盗み聞きしていたらしい柚希さんがからかった。
「どーせなら4Pしよ」
「あ、いいね。たまには柚希くんもいいこと言うじゃん」
「たまにはってなんすか…」
「……あれ、そういえば伍さんは?」
さっきから伍さんを見ていない。
「軽く二日酔い。少し休めばなおるって」
部屋で寝ているらしい。
「あつむもお酒強い訳じゃないのにガンガン飲むから…」
珍しくひろとさんが頭を抱えている。
「朝飯作った」
「ありがとうございます」
お礼をいい、席について食べた。
「ごちそうさまでした」
「ん」
「じゃあ俺の部屋で秋といっちゃいちゃしとくから。あつむの調子戻ったらおいで」
そういって俺を抱き上げて寝室へ向かった。
ベットに下ろされ、軽くキスをされる。
「俺がいない間どうだった?」
クローゼットからなにかを取り出しながら言った。
「少し寂しかった」
「少し?」
「………凄く寂しかった」
枕を抱き締め、ぼそぼそと言った。
なにかをベットのしたに隠したあと、ベットに乗ってきた。
「秋は寂しがりやで甘えん坊だもんね」
枕を退かされ、ひろとさんの膝上にのせられる。
「でも柚希くんに抱き締められてたのは許さないから」
少し怖い顔で睨まれ、震え上がってしまう。
「お仕置きは何がいいかなぁ。他の男だから勿論苦しいお仕置きだけど」
そういって俺の喉を首輪の内側に指を滑らせて触った。
逃げ出したい。逃げてしまいたい。だけどここで逃げたらきっとお仕置きを増やされる。
恐怖からくる涙を堪えながら、ひろとさんのシャツを握りしめた。
カタカタと体が震える。
その時、部屋のドアが開いて二人が来た。
「え、ひろと…秋君になにしたの?」
「えー?柚希くんに抱き締められながら寝てる写真見ちゃったから、秋のお仕置き何にしようかなぁって」
そういって両手を首輪の上にかけた。
恐怖に耐えきれず、涙がボロボロと流れた。
「う"ぅっ、ひっく、っ、」
「あぁ最高…秋の泣き顔めちゃめちゃそそる」
ぺろりと舌で唇を舐め、微かに手に力が加わった。
「ひーろーとー。そこまで。秋君可哀想でしょ。刺されておかしくなったの?」
ひろとさんの手を俺の首から退かし、助けてくれた。
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