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「凄く綺麗…」
月明かりに手をかざしてくるくると指輪を観察する。
「俺、また秋の友達に嫉妬しちゃうかもしれないし…また秋の嫌なことしちゃうかもしれない。でも…俺は一緒に居たかったから」
暗い住宅街を歩きながら、ひろとさんがそんなことを言った。
「俺だって嫉妬しちゃうかも。大好きだよ。」
少し背伸びしてひろとさんにキスをすると、珍しく頬を赤らめた。
「お、仲直りしてる」
「へへ」
二人に指輪を見せると、「おぉ…」と声が上がった。
「結婚式はいつ?ちゃんと呼んでよ?」
「今年中にはする予定」
「子供は何人つくんの?」
「ばっ…//」
「俺は3人くらい欲しいなー」
恥ずかしさで顔を赤らめた俺を他所に、楽しそうな笑い声が暗くなったの住宅街に響いた。
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