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episode7
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???side
ピーンポーン…
「さよばぁーちゃーん、おーい。〇〇だよー……?んー、留守かな?」
そうハキハキと人懐っこいような声を出す少年は締め付けの悪い引き戸をひいた。
慣れた様子で玄関から居間へと移動する。違和感を感じたのか辺りをきょろきょろしはじめた。
なんだろう、この違和感は…??
その違和感はすぐに発見できた。普段開けられてない部屋の扉が開いている。少し警戒しながらもそろりと暗闇の部屋に身を覗かせた。
「……ん…??」
暗いがよく見るとなにか大きなものが落ちている。そして、よくよく観察すると人間だった。謎の違和感が人間だとわかり少しほっとした。窓の方へ向かいカーテンを開け、倒れている人物の顔が明るみになる。
「……っ…。」
強制的に思考がシャットダウンした。なぜなら一瞬人形かと思うくらいの儚い雰囲気を醸し出した端正な顔立ちの男性が寝ていたからだ。
ごくりと喉がなる。
無意識に手が伸び、その綺麗な男性の髪の毛を撫でる。
「んぅ…。」
心拍が速くなるのがわかる。眉をひそめもぞもぞと毛布にくるまる目の前の男性に心を奪われていくのを感じた。
____愛おしい
異性にこんな想いを抱いたことは多少あれど、同性相手にましてや年上の男性に愛おしいなんておもった事なんてないし。こんな感情は自分には関係ないものだと思っていた。
僕がこんな気持ちになるなんて、、
貴方が最初で最後かもしれない、、
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