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キスは駄目でフェラはオッケーって、ほんと、どんな思考回路だよ。
「ん……」
なんの抵抗もなく、權さんは俺のを口に含む。したことないってのを、疑うレベルで上手い。唾液を絡ませて、溢れた先走りを丁寧に吸いとってくれる。やらしい音を立てて、一生懸命しゃぶってくれる。
こんなことさえ出来るのに、どうして。
好きとか付き合うとかは、ないんだろう。
「あー……やべ……っそれ、気持ちいい……」
口の中、あったかくて、柔らかい。舌がぬるぬる絡んでくる。フェラなんかされたの、いつぶりだよ。
「ん……ほれ? ひもひい?」
「っ…………喋んな……」
「ん………っ、………えー、だって、わかんないもん。今のよかった?」
「うん……」
うわあ、マジで權さんが。俺のを。見ない方がいっそよかった、と思うほどに視覚の感知した画は暴力的で、しばらくこれでオナニーしまくるのは容易に想像がついた。
「あ………」
また口で犯される。……いやもうほんと、犯されてる。領土侵犯。確信犯。俺がこの人の口を犯してる、じゃなくて。
なんかなあ、この人、わりとソーユーコト系の才能あんじゃないの。もったいない。少し本気出せばアホほどモテるだろ。男でこれなんだから、女には、さぞや。
くらっとする。……我慢しないで、出せばよかった。もっとずっと堪能してたいけど、別にこの人プロじゃないし。
段々とこみ上げてくるものを、堪えきれなくなる前に權さんの髪を撫でた。
「…………ちょっと。もう出そう」
「……ん」
「………………………や、あの、離れて? 出したいから」
「んーん」
「んん? 出るって」
「ん」
「………………權さーん。マジでー」
「んー……、っ……出していいのに」
「駄目」
「なんで」
「………………『なんで』多いな、あんた。口ん中に出していいの?」
「うん」
「はは、………………あー、ちょー待った待った、そんなことしなくていいです、權さん! あ、ちょ、マジで!」
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