アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
47
-
ーーーーーー
「ん………………」
あったかい。
布団。
気持ちいい。
いつ家帰ってきたんだっけ。
もう昼時かな。
あ、やべ、サッカー。
……………あ、違うや。今週はないんだった。
ていうか、今日は土曜か。
はあ、予定がないって幸せ。
洗濯物やんなきゃなあ。
目を覚ます。圧倒的な違和感。
白い糊のきいたシーツ。やたら乾燥した空気。天蓋から垂れ下がるレース。淡いオレンジの光。
知らない場所。
「………んん?」
「あ、起きた」
むこうのソファでスマホをいじっていた權さんが、俺の方をむいた。
えーと。
えーと。
えーと?
「はい、水」
すかさずペットボトルを持ってきてくれる。痛いほど喉が渇いている。頭痛。……………礼を言ってそれを受け取り、勢いよく体内へと流し込んだ。
設備や内装からしてラブホテルだとわかる。うわ、記憶ねえよ。やべえ。
つーか、俺真っ裸じゃん。
慌てて布団をひっかぶる。暑い。いやでも、そんなこと言ってられない。
ベッドのふちに腰かける權さんを盗み見る。バスローブ。この人もスーツ脱いでる。うわ、うわ、うわ。
もしかして俺、やらかした?
「……………ここ、どこっすか」
恐る恐る、訊いてみた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 196