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甘露の蜜
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やっとこっちを向いてくれた千秋くんに
話を続ける。
零
「千秋くんや」
『一つ確認したい事があるんじゃが、
良いじゃろうか?』我輩がそう言うと
千秋くんは少し不思議そうに首を傾げた後
小さく頷いた。
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千秋
「さ、くまさ……こんなの…やっぱり、俺にはっ」
零
「でも、千秋くん“我輩の事”好きじゃろう?」
千秋
「っ…でもっ……こんな、ことっ……恥ずかしい」
千秋くんはまだ渋っているようだった。
千秋くんが好きなアイドルの“朔間零”として、
千秋くんを抱く。
そうした時、
いったい千秋くんは
どんな表情(かお)を見せてくれるのだろうか。
零
「ほれ、今日は千秋くんが自分で脱いでくれるんじゃろう??それともー」
『脱がされる方が好みかえ?』
そう言って微笑めば千秋くんはまた顔を赤く染めるのだった。
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千秋
「っ……これで、いいだろうか…?」
千秋くんが恥ずかしそうにそう、尋ねてくる。
そんな千秋くんに我輩は何時もファンの子にする様に
綺麗に微笑んで頷いた。
零
「せっかくじゃから、
今回は千秋くんのして欲しい事をしようかの」
『なにかあるかえ?』我輩がそう尋ねると
千秋くんは顔を真っ赤に染めたまま
ポツリと小さな声で呟いた。
千秋
「………てほしい」
その声はとても小さく弱々しくて、
最後まで聞き取れない。
零
「もう一度、言っておくれ」
優しく微笑んだまま、答えを促す。
我輩から少し目を逸らして
千秋くんはもう一度小さな声で呟いた。
千秋
「……朔間さんの…好きに、してほしい」
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壊れ物を扱うかのように、
そっと千秋くんの肌に指を滑らせる。
我輩の指が、
体に触れる度に千秋くんは小さく体を震わせていた。
その姿が、可愛くてもっとしてみたくなった。
千秋くんの顎を引いて、
深く深く口付ける。
千秋
「っ……んっ……んんっ」
零
「んっ…」
二人の間に透明な橋がかかる。
千秋くんは口付けが好きらしい。
ほんの少し口付けるだけで、蕩けた目を向けてくる。
そしてそのまま舌を絡ませ、上顎をなぞる。
そうすると千秋くんの口からは甘い吐息が零れ落ちる。
千秋
「ふぁっ…んんっ…さ、くまさっ…んっ…それ…だめっ
おれ……おかしくなぅっ…からぁっ…」
蕩けた瞳をこちらに向けながら、
千秋くんが否定とも言えない否定をする。
零
(千秋くんの駄目と辞めては、良い事の証拠じゃからな)
唇を離す。
千秋くんは少し乱れた呼吸を整えようとしている。
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千秋
「っ…ほんとうに、挿入(いれ)る…のか…??」
まだ少し不安そうな顔で千秋くんはそう尋ねる。
零
「我輩の好きにして、良いんじゃろう?」
頬笑みを浮かべたまま、そう告げると
千秋くんは顔を真っ赤にしたまま目を逸らしてしまった。
閉じられた蕾へと鈴口をあてがう。
すこしづつ分け入るとそこは暖かく我輩の事を
包み込み始めていた。
零
「…動くぞい?」
千秋
「…まだ、心の準備がっ…あっ…くっん」
奥へ奥へと分け入る。
ヌルヌルと暖かく締め付けてくる。
奥までいったら、
入口抜けるか抜けないかまで引き抜く。
そしてそこから一気に奥まで突く。
そうすると
千秋くんの口からは甘い嬌声だけが溢れる。
千秋
「んっ……ひゃっあっん…そっ、んな、いっきにっ
くっんっ…しちゃっっ…だ、めっ…あぅっ」
漏れ聞こえる嬌声に身を委ねながら、
動かすスピードを早めていく。
奥を突くたび、
千秋くんの身体が震える。
千秋
「んっ…あっ…だ、だめっ、だっ…いっ…イクっ…イっちゃっ…んぁっ」
一際大きく身体が跳ねたと思ったら、
どうやら果てたらしい。
零
「もう少しだけ付き合っておくれ」
イったばかりの中を激しく掻き回す。
千秋くんの口からは声にならない
嬌声だけが溢れていた。
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思い切り果てる。
終わった後特有の倦怠感に身を委ねながら、
千秋くんの身体を綺麗にしてあげる。
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