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「青沼君、おはよー」
「おはよう」
登校中、俺に挨拶をしてくる女子達に爽やかに挨拶を返す俺。彼女達の目には熱い想いが込められているがそれを知らないふりをしいつも通り学校前の坂を登る。
秋の中頃セーターだけでは寒さがしのげなくなって来たのか寒っと体を震わせ歩く俺は高校一年生の青沼 雅人と言う。女子からは金髪の髪も相まって王子と呼ばれていたりもする。因みに金髪は、地毛だ。覚醒遺伝ってやつらしい。
俺はこの顔のおかげで今迄恵まれてきた。その為女にも不自由した事がなかったが、遂に俺を夢中にさせる好きな人が出来た。
あっ、見つけた。
「響せんぱーい!」
前を歩く俺の愛しい先輩を見つけた。遠くからでも分かるアホ毛がピンとはったのが分かった。
「青沼っ!おはよう」
「おはようございます!」
「ちょ!こら、抱きつくな!」
響先輩に抱きついたら怒られた。頬を膨らませて怒るその姿も愛らしい。
赤井 響先輩は、俺の一つ上の高校2年生で黒髪の大きな目が特徴的な男の子だ。身長もあまり高くなくそこら辺の女子より可愛い。
「もう直ぐ冬ですね」
「あーそーだな。もーセーターじゃ耐えられない」
響先輩は、寒いのかグレーのセーターを萌え袖にし手を隠している。
「あー可愛い。押し倒してー」
「おい、心の声漏れてるぞ。あと目がガチだからやめろ」
「あ、すいませーん」
俺の心の声が漏れていた様だ。危ない危ない。
「今日も一緒に帰りましょ!」
「ああ、終わったらまた玄関でな」
「はい!」
先輩とは玄関で別れ自分の教室へと向かった。
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