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「お邪魔します」
「どうぞどうぞ」
放課後いつも通り俺の部屋に響先輩を連れ込む。実は先輩の家はお隣さんで高校入学の時に俺が先輩の家の隣に引っ越してきたのが出会いだった。
最初は男にしては可愛い子だなーと思っただけだったが、顔を合わせる度にどんどん先輩に心が惹かれていった。そして夏休みの花火大会の日に思い切って告白したら見事お付き合いする事が決まりそこから俺達は付き合っている。
「先輩、来て」
いつも通り俺がソファに座り、俺の膝に対面になる様に先輩を抱っこする。毎日しているのに先輩は、頬を染め照れる。
あー可愛い。まじ勃つわ、これ。
「先輩、いつになったら慣れるの?」
「うるさいなっ、お前がイケメンなのが悪い」
「ふふ、イケメンに生まれてよかった」
イケメンに生まれた事で望んだものは大抵手に入れられつまらない人生だと思っていたが、先輩に出会って初めてイケメンに生まれてよかったと思える様になった。
「ねぇ先輩、目閉じて」
「っ」
これがキスの合図。先輩は、頬を更に染めゆっくりと目を閉じた。
そして最初は触れるだけのキスをする。回数を重ねる毎に先輩の緊張が解れていくのが分かる。
「そう言えば…今日、長谷川先輩と抱きついていたそうですね?」
「な!何でそれを!」
先輩の体がまた強張る。
「長谷川先輩は、サッカー部のエースで有名ですから直ぐ話が広がりますよ」
「そ、そうだよな…」
この話も一理あるが、実は先輩のクラスの女子から先輩の情報を貰っている為、響が抱きついていた事を知っていた。
「実はこの前のテストが返ってきて。そん時、長谷川に教えてもらった数学の点数が平均点以上だったんだよ!だから嬉しくて思わず抱きついちゃった」
「そうなんですね。それはおめでとうございます。でも、恋人の俺以外と抱きつくのはやめて欲しいです」
抱きついた理由なんてはなから知っていた。心が狭い男かと思われるかもしれないが友達だとしても俺以外と抱きつくのは許せない。
「ごめん…気をつける」
見えないはずの先輩の耳が垂れているのが分かるほどしょんぼりする先輩に悶絶する。
「はい。でも、お仕置きはします」
「え、お仕置き?」
先輩の体がまた強張った。
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