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【キセキ相棒】彼氏にしてほしい9つのこと、してもらいました【黒バス】
料理を作っているときなどに、後ろから抱きしめられる→青桜
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※ちょっと短めかも※
この状況は、いったい何でしょうか……?
ゴールデンウィーク。明日は唯一の部活が休みの日。それに加え僕の家族は揃って旅行へ。
青峰さんが家に来ないわけがありませんでした。もちろん、その後も、想像できますが。
「あの、青峰さん……?」
「あ?」
「ひぃっ!スミマセン、スミマセン!!」
僕のお腹らへんに回る腕。肩に乗る顔。目の端に写る、深い青の髪。
くり返し、くどいようですが。
この状況は、いったい何でしょうか……?
「手際いいな」
「ハイッ、スミマセン!あの、こういうのは慣れみたいなもので……」
「ふーん」
夕飯は手作りがいい、と言われて少し嬉しくなったのはいいが、というかこういう状況が初めてなわけではないが。いや、でも料理を始めてからずっとこのまま、というのは初めてであって。
心臓が痛いくらいに跳ねていて。これ、絶対青峰さんに聞こえてますよね!
顔も、火が出るくらい熱いですし!
ほら、青峰さん笑ってる!絶対確信犯ですよね!?
「あの、青峰さん、包丁危ないです……スミマセン!」
危ないからどいて、と言おうとしたらますます腕に入る力が強くなって。
ああ、これは甘えたい期間に入ったのかなとなんとなく考えた。
青峰さんと付き合い始めて、数か月。少しずつ青峰さんの考えていることが分かるようになってきて、こういういきなりの甘えたも、最初はビクビクしながら対応していたけれど。
今となっては可愛いな、と思えるくらいには一緒に過ごしてきていると思う。
「良」
「何ですか?」
甘えたいのなら、甘えさせてあげたい。それさえも、愛おしいと思うから。
「何でもねぇ」
ただ呼んでみただけ、と試合中の青峰さんからは想像も出来ないくらい女々しいなぁ、なんて。
今日くらいは積極的になってみてもいいかな、とつい思ってしまった。
「っ……!?」
切れ長の髪と同じ色の目が大きくなる。
さっきまでも痛いくらいの心臓だったのに、ちょっとした出来心で自分の首を絞めてしまった。
でも、自分から触れた青峰さんの唇は、あっけないほど奪えてしまって。
ああ、僕は青峰さんの傍にいる事を許されているのだなと、心に沁みていくようだった。
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