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あつい
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fjhrです。
夏かな…
hr side
「あ゛ぁぁっつ…」
そう言ってフジは自慢の長い前髪をうざそうにかきあげていつもは隠れてしまう右目を晒した。
たかがそれだけだというのに俺は妙に反応してしまって。
「ヒラ、どした?」
俺の異変に気づいたのかフジは心配そうに顔を覗き込んできた。
汗ばんだ服や頬を伝う汗が妙に気になって。自身の顔が熱くなっていくのが理解出来た。
「なんでもないっ!」
どきどきと心臓が脈打って煩い。
俺の頭は暑さにやられてしまったのだろうか…こんな女の子と似ても似つかないやつに感情を昂らせるなんて。まぁそれはお互い様なんだろうが。
「へぇ〜…?」
フジは何かを察したのかシャツのボタンを開け、先程より首元を晒した。
逃げるように目を別の方向に背けるが
「ヒラ」
頭を掴まれてどうすることも出来なくなった。男らしい首筋や鎖骨が視界に入り何とも言えなくなる大人っぽい色気に頭がくらくらした。
「ふ、じ…」
脳が甘く蕩けていくような感覚になる。フジにする、と頬を撫でられる。それだけで体が喜ぶように震えた。
「どうしたの?」
わかっているのだろう。吐息混じりに耳元で囁かれ全身にゾクゾクと何かが駆け巡る。何も言い出せずに黙っていれば
「ぅひゃあっ!?」
耳の中にぬる、と舌が差し込まれた。潤った舌の水音が耳の奥に直接響いてくすぐったいような気持ちいいような…
「ヒラ、今すっごく可愛い顔してる」
耳が開放されたかと思えばフジは色気を含んだ顔でぺろりと舌なめずりをした。恍惚として見入ってしまう。
「ね、しよ…?」
妖艶な雰囲気で微笑むフジにはもう到底敵わなくて。俺は黙って首を縦に降った。
「ぁっ、んん…」
了承が入るや否やフジは俺をベッドに押し倒すと荒々しいようなキスをしてきた。上顎をなぞられ、舌を絡められる。元々キスをしたことなかったからか、上手く息ができないのだが…
フジはなかなか口を離してくれない。お陰で脳は酸欠で、ぽろぽろと溢れる涙も抑えが効かない。
「ぅぅ ふ、じ…」
蚊の鳴くような弱々しい声だったがフジは聞き入れてくれたようで、名残惜しそうに唇を離した。
そして服の中に手を入れ、いやらしく肌に指を滑らせて胸にある突起に触れる。汗ばんだ肌にフジの手が張りついて変な気持ちだ。
「ぁん、っ…!」
爪で軽く引っかかれる。既に開発されてしまっているので体が大きくはねた。痛いのに気持ちいい、こんな体になっているのを認めざるを得なくて。羞恥で顔が熱くなった。
「いいよ、もっと聞かせて…?」
そう言われて今度は強く抓られた。今度は声を抑えられなくてはしたない声が口から漏れる。
「ゃあっ、ひゃぅ」
フジは慣れた手つきで俺のズボンと下着をずり下げた。もう既に反応してしまってる俺の欲は固くなっていて。
「っは、乳首触られただけで固くしちゃったんだ…やらしーの」
耳元で吐息混じりに囁かれる。その声が余計欲を掻き立ててきて、ナカが疼くのを感じた。それを知ってか知らずかフジは秘部をするりと撫でた。
「んぅ…っ!」
フジの指が後孔に触れるだけでナカが吸い付くように疼いているのがどうしようもなく恥ずかしい。フジはしばし入口で弄った後、遠慮なしに2本の指を押し込んだ。
「ひゃぁ、んっ…!」
「やわらかい…なに、期待してたの?」
ニヤついた顔で問いかけてくる。そういえばシャワー浴びた時に癖で解したような気がする。なんつー恥ずかしいことを…!
フジは察した様でニヤニヤしながら指でナカを擦った。
「や、もう…いれて?」
弱い快感が襲ってくるが我慢できずに首に腕をまきつけ、自分からキスをする。俺に出来る最大限のお強請り。
「ぁはっ、淫乱になってくれちゃって…!」
フジは興奮してくれたようで早急に自身のボトムスに手をかけて脱ぎ払った。モノは既に固くなっていて。ナカがきゅんとなるのが分かった。
「ほら、お待ちどおさまっ…!」
そう言ってフジは一気に押し込んだ。まだ十分に慣らされていないためか、一瞬息が詰まる。フジは心配してか動きを泊めてくれるが逆に焦らされるようで余計に苦しいのだ。
「…おれのこと、めちゃくちゃにして…っ!」
懇願するように言えばフジは一瞬目を見開いて驚いたような表情を見せたが、にっと口角を上げて動きを加速した。
奥を強く突かれる。フジのモノが俺の前立腺を容赦なく擦りあげる。俺の自身はそれだけで欲を吐き出した。白く濁った体液が腹にかかって気持ち悪い。
「イッちゃった?でも…大丈夫。
何回も何回も、もうダメって言ってもイかせてあげるから。」
色っぽくそう言われる。暑さも相まってか、甘い言葉に思考がとろけていく。
「んぅ、はっ ふじっすき、すきぃ…」
ぽろぽろとこぼれ落ちるように愛を囁く。その度に突き上げる力が、速度が増していくのが分かる。汗が頬を伝っていくのを見てフジが舌で器用に掬った。
「俺も、ヒラのことすき 愛してるよ…」
言葉一つ一つにフジの愛が感じられて自分でも分かるくらいにはナカを締めてしまう。フジはぎゅ、と堪えて焦ったような表情をしたが、わざとらしく微笑んで
「なに、嬉しぃ…?」
「ひぅっ…ぁ、ん」
嬉しいよ。いつだってフジの好きは、愛してるは、俺の事をこの上ないくらいに幸せにしてくれる。
唇を重ね、フジの口内へ自ら舌を侵入させる。フジはそれを絡めとってさらに深くキスをする。
「ふ、じぃ…も、イっちゃっ…〜〜〜っ!」
二度目の射精。にもかかわらずフジは余韻にも浸らせてくれないようでまた動きを加速させた。イったばかりで少々敏感になってしまっている俺は快楽に酔いしれてしまう。
「ふふっ、まだまだ 終わらせないよ…?」
フジの目はまだギラギラと欲が見えていて、ヤバいと悟ったのはその数秒後だった。
〜〜〜
「ぁああっ…!ひぁ゛、も でないぃっ…」
後ろから荒々しく挿入られ、うつ伏せになり尻だけ突き出したような状態の俺はベッドシーツを掴んで喘ぐことしか出来ない。もう既に何度も出した俺の自身は突かれる度に透明に近い精液を零していく。
「ほらほら、ココがいいんでしょ…っ!」
また前立腺を押しつぶすように突かれる。ナカはもうフジの愛液だかローションだか分からない液体でぐちゃぐちゃにされていた。
と、瞬間。耐え難いような尿意に駆られる。以前フジに潮吹きさせられた感覚と一緒だ。
「だ、めぇ…でちゃ…っぅ、ひあぁぁっ…!」
防ぐことも出来ずに俺はあっという間に潮を吹いてしまう。頭が真っ白になって思考もままならず、腰もがくがくしてまともに維持できなくなる。それでもフジは止めることなく腰を振ってモノを奥へと突き立てる。
「ぁあ゛ぁっ…!?ん、ぐぅ」
「もうちょっと…っ!」
焦点が合わず、目の前がちかちかしてもう何も見えない。それなのに後ろからくる激しめの快楽が俺の意識を引き戻させる。気持ちいいのに苦しくて。わけも分からず声を上げて善がった。
ーーーーーーーーーー
「ん、ふぁ…」
瞼から透けて見えた光に目を覚ます。あたりはもう明るくなっていて。別に用事があった訳でもないけれどこんな時間まで寝ていたとは…。
部屋は昨日と打って変わり、ひんやりしていて…晒された肌はぞわぞわと鳥肌をたてて震えた。
「ゔぁあっ…!」
半身を起こそうとすると身体中に痛みが走る。筋肉痛か、腰痛か…。あまりの痛みに思わずまたベットに体を沈めた。
「ヒラ?起きたの?」
扉が開く音がしてフジが入ってきた。
「どうしてくれんのさ」
昨日の行為の影響か声が掠れていて、上擦ってしまう。フジは申し訳なさそうに
「ごめん…」
と謝った。素直でよろしい。俺は辛うじて動かせる手で手招きをしてフジを来させる。
「ん?」
「今日は1日俺の世話係ね、拒否権ないから」
そう言って軽く頬を膨らませれば、フジはふふっ、と綺麗に笑って。
「仰せのままに、ヒラ様。」
なんて、どこぞの漫画に出てくる執事みたいなセリフで返してきた。今日はたっぷりこき使ってやろう、なんて企みながらフジの顔を引き寄せ、唇を重ねた。
「っ、もう…適わねぇなぁ…。」
フジは溜息混じりにそう言っておでこにキスをした。そしてふわっと微笑んで俺の頭を優しく撫でた。
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
あとがき
初投稿でした!
最近の暑さにやられて思考を夏まで飛ばしました。
初投稿から結構がつんとしたもの書いちゃいました。それに至ってはすいません…(o_ _)o
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