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はじめましてのデート③
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ほぼ買い物が終わったので、カフェで休憩をする事にした。
「結構買ったなー」
蓮は買い物袋の数を数えながら見る。
「買い物ってこんなに楽しかったっけ?」
蓮につられて真司も紙袋を見た。
真司は全部で4つ。
蓮は…沢山。
蓮はお泊まりセット以外も色々買っていたからだ。
「蓮って買い物好き?」
「皆んなには知られてないけど、実はな」
みんなは知らない…か…
真司は蓮の秘密を自分だけに教えてくれたようでで、嬉しかった。
みんなの前での蓮は、仕事はできて、優しくて、冷静で、おしゃれで…
でも、真司の前では、泣いたり、笑ったり、照れたり…沢山の顔を見せてくれる。
それが本当に嬉しくて、愛おしかった。
「でも、お泊りセットを買った日に使えないのは残念だな…」
残念そうにする蓮を見て、真司の胸はまたキュンとする。
この胸がくすぐったくなるような感じ、いつ以来だろう。
日々をただ過ごしていくだけだった真司にとっては、蓮との生活全てが新鮮で生きている感じがしていた。
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