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死にたい僕と、見つけた君 その1
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やっと来られた
この時の為に僕は……………
永遠と下に続く暗黒。ここに落ちたら誰にも見つからず息を引き取るだろう。
生まれた時から僕は、毎日毎日死ぬことだけを考えていた。この世の理不尽なルール。愚かな人間の戦い。意味の無い社会のルールに巻き込まれ、日々を無駄に過ごした。
若くして人生に疲れ、死ぬしか選択肢がなかった人達が集まる名所に、僕は仲間になろうと訪れた。
後悔してもしきれない今の自分に嫌気がさし、確実に1歩ずつ地獄へと続く崖に足を運んだ。
ギリギリのところで暗黒の底を眺めていた。
「あー…そんなとこにいると危ないっすよ」
何処からか声がした。
「えっ………?」
声がした方向に振り返ろうと後ろを向いた。
ズリッ
嫌な音と共に体に妙な浮遊感を感じた。
「あっ」
ズザザザザザザザザザザザザザザザザザ……
僕は状況を読めずに頭が真っ白になっていき、目の前が真っ暗になった。
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