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5社長
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なんだよ、この部屋
物は出しっぱなし
台所は焦げくさい
ゴミ箱もたおれてるし
俺が朝家を出た時より汚くなっていた
「シバ、なんだあれ」
『料理、作った』
「は?」
『ん、』
と、冷蔵庫から出した
ケシズミを俺の前に置いたシバ
「なんだ、これ」
『見てわかんねえの?玉子焼きだけど』
「玉子焼き!?」
『なんだよ、その反応』
いや、俺の知ってる玉子焼きと
随分かけ離れてたから
「味見した?」
『してねえ。隠し味入れたから当ててみて』
馬鹿じゃねえの
隠し味もなにもケシズミじゃん
食えんのか、これ
そして玉子焼きなら冷蔵庫でカチカチにしないで欲しかった
じ、と見てるシバの期待の目から逃れらなくて
しかたなく
端っこを少しだけ箸で切って
口に運ぶと
ジャリってした
殻入ってんじゃん
そして
「イカの塩辛」
『よく分かったじゃん。隠し味』
「隠れてねえよ!全面に出てるっつうの」
『ふーん、うまい?』
「くそまずい」
『んだよ、せっかく作ってやったのに』
と、シバはケシズミをゴミ箱に投げ捨てた
「なんで急に料理なんかした?」
まず、と口の中の味を消したくて
冷蔵庫にからビールをだして
ぐびぐびっと数口煽る
『べつに。手伝ってやろうと思って』
「おまえはペットだから俺に飼われてたらいいんだよ」
と、言うと
やはり不満そうな顔をする
『ペットってなに。俺人間だけど』
「だって、いやなんだろ?仕事手伝うの。ヒモになろうにも料理も掃除もできねえし、ペットとして俺に可愛がられるしかねえじゃん」
『…できてんだろ、料理』
「自分であのケシズミ食ってから言え」
と、いうと
やっぱり不機嫌そうな顔を俺に向ける
「シバ、来い」
と、ゴミ箱の所にいるシバを呼ぶと
不本意、って顔を全面に出して
おれの前に来たから
「お座り」
と、命令をすると
ゆっくりと、俺の目の前に腰を下ろし
下から睨んでくる
「いい子だ」
と、シバの頭を撫でてやると
ふん、とそっぽを向いた
「シバ」
『ん、だよ』
「飯、何か食う?」
『……くう』
「なんかあるっけ」
なんかあったっけ、と
ビールはそこら辺に置いて
冷蔵庫を開ける
『なに?作んの?』
と、ぴょこんと立ちあがり
俺の横から冷蔵庫の中を覗いた
「腹減ったんだよ」
『俺の作った玉子焼き、まだある』
と、言われて見ると
冷蔵庫の中にはまだケシズミが入っていた
「どんだけ作ったんだよって玉子1パック使ったか!?卵全部ねえ!」
『味付け、調整してたら卵全部なくなった』
「…味見してねえんだろ」
『してないけど』
はぁ、とため息を吐いて
適当に冷蔵庫の中身でジャーマンポテトを作る事に決めて
冷蔵庫からブロックベーコンとじゃがいも
玉ねぎを出す
『何作んの』
「ジャーマンポテト。つまみにいいだろ」
『じゃーまんぽてと』
「なに、知らねえの」
『しらない。なにそれ』
「お前も手伝え」
『しょうがねえな』
と、俺のすぐ横に立った
「じゃあとりあえずベーコン、切れるか」
『包丁やだ』
「……じゃがいも洗っといて」
『あらう、』
と、じゃがいもを流しに置いて
スポンジに洗剤を付けるシバ
「何やってんだよ」
『あらう』
「ばかかよ…もうこれ持って向こう行っとけ」
と、飲みかけのビールを渡して
リビングに座らせる
こいつ、家事能力ないとかいう問題じゃねえな…
それでよく料理とか掃除するって言ったもんだ
腹減った、さっさと作ろ、と
じゃがいもを洗い
調理を進めた
「シバ、できたぞ」
『んー、いいにおい、する』
と、シバは俺の元に駆け寄って手元を覗き込むと
「腹減ってんの、お前も」
『へってる、これ、しゃーまん?き〇ぐ?』
「ジャーマンポテトな」
ほい、と食卓にそれを置いて
こいつの箸とかない事に気付いて
適当にフォークを渡す
『くってい?』
と、何故か俺のすぐ隣に座り
フォークを握るシバ
「いいよ、つか近くね?反対側座れよ」
そんな腹減ってんの、と
俺は机の反対側に置いてある麦酒を飲もうと手を伸ばす
シバは先にジャーマンポテトを食い始めていた
『ふーん、』
「先食うなよ」
まぁいいか、と
おれは
ちょっとぬるくなってしまったかと後悔しつつ
缶を持ち上げた
「ん?んんん?」
『うん、まぁまぁうまいじゃん。この、じゃーまん、』
「……シバ、これは?」
『けちけちすんなよ』
と、ジャーマンポテトを頬張りながら
言ったシバ
おれはまだ数口しか飲んでなかったのに
ビールは空っぽになってた
「じゃねえよ。飲んだのかよ」
『ジンジャエール?』
「は?ビールだよ!飲んだことねえの?」
なんだよ、ジンジャエールって
お前舌まで馬鹿なのかよ
『のんだことねえにきまってんじゃん』
「へえ、ビールじゃなくて梅酒派とか?」
『おれまだじゅうきゅうだし。さけのんじゃだめじゃん。あたりまえだろ』
「は、え?は!?」
と、ようやく気付いた
なんか距離が近い事や
いつもより頭が悪そうな滑舌
「お前、酔っ払ってんの!?」
『なんでだよ?』
顔赤えし
つかお前
「未成年だったのかよ……」
いや、若いとは思ってたけど
まさか未成年とは思わなかった
『なあ、もっとなんか食う』
「は、…あ!全部食いやがった!」
とんでもねえ駄犬拾っちまったな…
◇◇
腹がいっぱいになったシバは
身体が熱いのか
冷たい床に寝そべってすぴ、すぴ、と小さく鼻を鳴らして寝ている
つまみは食われるし
ビールは飲まれるし散々だ、と
呆れつつ
まだ昨日まで熱を出してた事を思いだし
脚で床に落ちてるシバを揺すって起こす
「おい、そんな所で寝るとまた熱ぶり返すぞ」
『ん、…ん、んぅ』
と、
煩わしそうに俺の足を避けようとモゾモゾと動く
そして、寝返りをうって上を向いたから気付いた
たってんじゃん。こいつ
酒飲んでるのにこんなビンビンになるなんて
やっぱ若えんだな
「なぁ、シバ」
『んー、』
「おきろ。勃ってんぞ」
『う、るさ、…』
と、目を開けないのに
眉間に皺を寄せて
文句だけは言う
「おい、起きろって」
『ゃだって、いってんだろ、』
と、また寝返りうって横を向き
俺に背中を向けるから
背中を踏んずけるけど
うつ伏せになっても起きる気配はない
「はぁ、熱ぶり返しても知んねえからな」
と、シバを起こすのをあきらめて
風呂でも入るか、と考え
その前に机の上を片付ける事にして
食器を持ってキッチンに向かった時だ
『ん、っ、ふっ、っ』
と、シバから息が漏れる音が聞こえて
どうした、とキッチンにから床に落ちてるシバを覗く
あ、気持ち悪くなったか?
酒初めてなのにビールほぼ一気飲みくらいのペースで飲んだからな
水道を止めて手を拭きシバのところに戻ると
『っ、ん、んっぅ、』
と、
赤い顔で小さく唸って身体を少し揺すっていた
「シバ?」
と、しゃがんで覗き込み
ようやく気付いた
腰を、床に擦り付けていた
ほぼ寝ているというのに無意識か、
グリグリと床に硬くなった自分の物を擦り付け時折ピクピクと身体を震わせる
『っはぁ、ん、っっ』
俺が見ていることなんて
気付いていないのか気にしていないのか
どんどん腰の動きが早くなり
漏れる息も熱を含んだ甘いものに変わっていく
『ぁっ、んっ』
「シバ、気持ちいいか?」
『ん、っんぅ、』
「シバ、気持ちいい?」
『んっ、あっ、いい、っんんんぅ』
意識はあるのか
俺の問に答え
腰の動きを早める
自分の腹と床に挟んで圧迫して
床に先っぽが擦れるのが気持ちいいのか
腰を止める事が出来なくなっていた
『ぅ、っぁ、ぁ、でる、でちゃ、あっっ』
と、一際大きくシバの身体がビクッと震えると
脚にピン、と力が入り少しだけ腰を反らせ
そして、まもなく
くたぁ、と力が抜けて
動かなくなった
「シバ?イッた?」
と、俺の問にシバは答えることは無くて
すぴ、とまた少し鼻がなったから
また寝たのだろう
ごろん、とシバの体を裏返すと
シバの中心はしっとりと湿っていて
スウェットと下着のゴムに手をかけてひっぱり
中を覗くと
白い、べとっとした物が
下着の中にまとわりついていて
ぴくぴく、とその中心で少しだけ
シバのものがうごいた
「…はぁ」
どうすんだよこれ
起きろよ
っと、呆れつつ
仕方がないから
後処理をしてやってベッドに寝させる
本当に躾なってねえな、こいつ
◇◇
病み上がりだから
しかたなく俺のベッドに寝させてやったのに
シバは寝にくそうににゴソゴソと動くから
俺まで目を覚ましてしまう
「シバ?」
呼んだけど反応がないあたりは寝ているようだが
眉間にシワが寄っていて
何か苦しそうというか
けわしい表情をしていた
気持ち悪くなったりしたか、と
シバの様子を伺っていると
『っ、』
と、小さく息を詰め、
はぁ、と小さく息を吐き
眉間のシワは無くなった
なんだか、リラックスをしたような表情をしていた
大丈夫か、と
俺ももう一度寝ようとかしたときだ
じわじわ、と、シバのいる左半身から
妙な温もりを感じて飛び起きた
「!」
ばっ、と掛布団を跳ね除けると
シバの中心から水が湧き出していて
俺の左足や
ベッドシーツを濡らし始めていた
「ぁあ、くそっ」
なんか押さえるもん、と思ってももう遅くて
しょろろろ、とすべて出し切ったシバは
気持ちよさそうに身体から力を抜く
「馬鹿野郎……」
あぁ、俺のベッドが
こうなったら寝てられないし
寝させとくワケにもいかない
「シバ、起きろ、シバ」
と、シバの肩を揺すると
また眉間にシワを寄せて
目を擦る
「ん、んぅうん、なんだよ、」
と、文句を言いながらゆっくり身体を捩って
そして、固まった
「シバ、自分の状況、分かるよな」
『は、なんで、っ』
ガバッと、起き上がり
濡れた自分の中心を見て青ざめる
「おねしょ、しちゃったんだろ?酒飲んだのにトイレも行かないで寝て。俺がいくら起こしても起きねえし」
『だって、お前が』
「シバ。失敗したらなんて言うんだ?」
『……ごめんな、さい』
と目を逸らし
羞恥からかぷるぷる震えながら謝るシバ
ずっと生意気な態度だったクセに
自分の失敗に動揺しているのか
泣きそうな顔で俯いていた
くっそかわいいな、こいつ
そんなん見たら
俺も甘やかしたくなっちまって
「シバ、ちゃんと謝れて偉かったな」
と、頭を撫でてやると
『子供扱いすんな』
と、くっそ生意気に睨んでくるから
「寝る前にトイレいけないでおねしょするやつのどこが子供じゃねえって言うんだよ?あぁ?」
『そ、それは』
「ほら、さっさと風呂はいってこい。冷えてまた熱出すぞ」
『……わかった』
と、シバが立ち上がってすぐ
ベッドのシーツを剥がす
「あーあ、マットまでびっしょびしょ。よく寝てんのにこんなに出せんな」
『う、うっせえ。本当にうっせえ』
「ほら。ついでにこのシーツ水に付けとけよ」
と、濡れたシーツを風呂に向かうシバに持たせると
チッと舌打ちをしてそれを受け取って風呂にむかう
その後ろ姿は
おしりまでびしょ濡れで
心做しかしょぼん、と少し項垂れていて
あきらかに失敗しましたと背中が語っていた
大人なのに恥ずかしいやつ。
いや、未成年か
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