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赤龍の総長
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香織
もう少しで学校に着くな…
ドン
「わっ!」
僕は誰かにぶつかって声を出してしまった
「香織大丈夫?」
「うん…」
僕に慶が心配そうに聞いてくる
「おい!テメェー綾人さんに何ぶつかってんだあ?」
綾人と言う人の側にいた人が声を荒げて言ってくる涙が出て来て手で拭こうとしたその時、眼鏡に当たって眼鏡を落としてしまった
でも今の僕にはそんな事気にする余裕が無くてとにかく謝った方が良いと思い総長の方に顔を上げた
「あの本当にごめんなさいっ!」
「あ?テメェー綾人さんにぶつかっといて謝って済むと思っているのか?」
謝った時つい癖で前髪を顔が分かるように分けてしまっただが、本人はまだ、気付いてなくて…
その時にもう少し冷静でいられたら僕の素顔を見た綾人と言う男の驚いていた表情に気付いたかもしれないのに…
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