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どっち
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香織
「あ?何言ってんの?先に俺が香織を見つけて先に捕まえたんだよ!だから俺の勝ちだろうが!」
「誰が捕まえて終わりだと言った?こう言う時はまだ、車に乗せて無いんだから奪えば良いだけだ」
「じゃあ何か俺の車に乗せれば俺の勝ちって事か」
「そうなるな」
「そう…じゃあ」
「わっ!」
美波さんはいきなり僕を抱き上げて自分の車に向かって行く
「あんまり香織を抱えない方がいいぜ」
ドン
すごい音がした後美波さんは倒れた僕も倒れそうだったが綾人さんが支えてくれた
「じゃあな美波」
綾人さんは美波さんが倒れた隙に僕を抱え上げ近くに置いてあった自分の車に僕を乗せた
その時、すごい怖い顔で僕達が出た車を睨んでた事を僕は知らなかった そして、その時の美波さんが何を考えていたかも…僕は知るよしも無かった
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