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かおり
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この世の 人類のことわりは 大昔は男と女の二種類しか 存在しなかった。
それが変化してゆき 長い長い時間の経過と共に
今は男女の性別に加えて
それぞれ 男女共に アルファ ベータ オメガとの区分になっている。
アルファは 心身共に強く尚且全てに優れ カリスマ性を持ち 人を惹き付けてやまない。
アルファは以前は男女が居たようだが今はほとんどが男性となった。
射精して妊娠させるオスの能力があるのは
アルファの男女。
そして ベータの男性。
人は 出生してすぐ アルファ ベータ オメガ等の判別が出来るようになった今は アルファとして生まれた女性は 生後すぐに 外性器を女性から男性に 性転換形成術をしてしまう。
術というと 大袈裟だが 要はホルモンのワクチンを施し 外性器の発達を促すのだ。
それは 思春期になったアルファのメスは精通するのにかなりの苦痛を伴うことが分かったから。
それに アルファのほとんどが 強いオスの本能である 子孫を残すことに固執するから。
外見がどうであれ 妊娠可能な人種に 欲情することがあるから。
そしてアルファは 圧倒的な 欲情フェロモンを放出し 性別が女もしくはオメガなら (つまり妊娠可能な性別なら) よほどのことがない限り 性交出来てしまうのである。
そして
女性のアルファが 成長しても 相手が男性のアルファなら 妊娠の可能性は 無い。
何故なら 欲情したとき アルファなので 二人とも 男性の外性器になり 射精する側だから。
まぁそういった諸々の事情から アルファ同士 性交は 皆無となっていた。
ベータの女性とオメガの男女は アルファからの性交で妊娠が可能になる。
ベータの女性とオメガの男女はベータの男性からの性交で妊娠が可能になる。
だが 実際には アルファもオメガも少数しか存在しないらしく 普通は ベータの男女が普通に平凡に結婚して 子供を成していく。
アルファ本来の 征服欲に 頭では良しとしなくても 強い強い アルファ独特のフェロモンを放出されると 男女のオメガはもちろんベータの女性も 唯々諾々と 否 悦びに震えつつ 性交を許してしまうのだった。
性交したくてたまらなくなるのである。
そしてその征服欲から
アルファはほぼ男性のみになった。
ベータは男性と女性。
オメガも男性と女性。
この世界は かくして ほぼ5つの 性別に なったのだ。
人口の割合は
アルファやオメガは 僅少。
そしてベータは 男女半々で じゃぽねあ総人口のほぼ9割以上と言われている。
結婚に関しては 同性でも 異姓でも可能。性別も問われなかった。
そして アルファは 相手を欲情させない為のフェロモン抑制剤を服用し オメガも 同じく 男性を誘引するフェロモン抑制剤を服用するのが常となった。
アルファ♂ × ベータ♀
アルファ♂ × オメガ♀♂
ベータ♂ × ベータ♀
ベータ♂ × オメガ♀♂
だが アルファは ほぼ王族。
アルファは一般の人間にも居るらしいが 抑制剤を服用しているらしいので 魅惑的フェロモンは 庶民にはわからない。
オメガも希少で やはり外見もわからないし 抑制剤を常に服用して居るので 庶民にはわからない。
だからアルファとベータ♀も妊娠可能だが 遭遇することは無いに等しい。
アルファは王族全てがそうらしいが 庶民は近付くことは 出来ないし 憧れの存在ではあるが その 抗い難い フェロモンが どんなものか 知るよしも無かった。
そして世界的に 特に貴重とされる オメガの中でも 美しく優秀で 特別強いフェロモンを放出するとされるじゃぽねあ国のオメガは 秘匿され もはや伝説上の 生物と なっていた。
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